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下町の太陽

  • したまちのたいよう
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  • 平均評点

    70.0点(83人)

  • 観たひと

    121

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/4/18
上映時間 86分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山田洋次 
脚本山田洋次 
不破三雄 
熊谷勲 
製作杉崎重美 
撮影堂脇博 
美術梅田千代夫 
音楽池田正義 
録音西崎英雄 
照明佐久間丈彦 
編集杉原よ志 
スチル篠崎友克 

キャスト

出演倍賞千恵子 寺島町子
勝呂誉 北良介
早川保 毛利道男
石川進 鈴木左衛門
田中晋二 小島薫
待田京介 金子
山崎左度子 岩崎千恵子
水科慶子 森文子
葵京子 山元和子
武智豊子 寺島とめ
藤原釜足 寺島平八郎
鈴木寿雄 寺島国夫
柳沢譲二 寺島健二
東野英治郎 源吉
菅井きん のぶ江
山本幸栄 谷崎課長
野々浩介 幸助
左卜全 善助
玉川伊佐男 刑事
穂積隆信 医者
青山ミチ ジャズ喫茶の歌手

解説

「あの橋の畔で」の山田洋次と「九ちゃん音頭」の不破三雄、熊谷勲が共同で脚本を執筆、「二階の他人」の山田洋次が監督した青春ドラマ。撮影は「無宿人別帳」の堂脇博。

あらすじ

荒川の流れにそって貧しい家並が密集している東京の下町、寺島町子は化粧品工場の女工として働いている。母は亡くなり父、祖母、弟二人の家庭は明るく平和である。同じ工場で働く恋人の毛利道男は丸の内本社に勤めるサラリーマンを夢みて、正社員登用試験の勉強に励んでいた。毎日の通勤電車にいつも一緒に乗り込んで町子を見つめている不良っぽい工員たちがいた。彼等は北良介たちで、町子の弟健二ともつき合いがあるという。その健二が万引事件で警察沙汰を引きおこしたので、町子は鉄工場の良介を訪ねた。彼は健二を理解しており町子の危惧に背を向けて一心に機械と取り組んでいた。その姿に町子は思わず感動をおぼえた。その頃、正社員登用試験の結果が発表されたが、道男は次点で不合格となり、自信満々だっただけにショックは大きかった。同僚の金子が要領がよくて合格したのを散々コキおるす道男の心には町子の慰めも通ぜず、二人の間には空虚な数日が流れた。公会堂で開かれたダンスパーティの夜、良介は町子を誘って外に出ると前から好きだったことを告白したが、彼女に恋人がいることを聞かされて淋しそうに帰って行った。数日後、颯爽と自動車を運転していた金子は老人を轢ね、これを道男が会社に連絡したため金子の正社員登用は取り消され、道男が採用されることになった。道男は早速町子と逢って結婚の約束を急いだが、町子は道男のとった態度を素直に受けいれることが出来なかった。町子は彼に言った。「あなたは結局は下町を出て行く人よ、でも私はここにいたいの、いつまでも」やがて、下町にまた太陽が昇って町子は通勤の満員電車にゆられている。その片隅に真剣なまなざしの良介がいた。

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