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伝七捕物帖 女狐小判

  • でんしちとりものちょうめぎつねこばん
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  • 平均評点

    58.7点(6人)

  • 観たひと

    9

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/3/24
上映時間 82分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督大西秀明 
脚色柳川真一 
原作陣出達朗 
企画石井寛治 
撮影鈴木重平 
美術吉村晟 
音楽津島利章 
録音矢部吉三 
照明井上孝二 
編集河合勝巳 
スチル佐野秀雄 

キャスト

出演高田浩吉 黒門町の伝七
堺駿二 獅子鼻の竹
八代万智子 お俊
桜町弘子 おみよ
千原しのぶ お道
山城新伍 伊之吉
吉田義夫 早縄の五兵衛
名護屋一 三太
小柴幹治 神崎
品川隆二 郷原伊織
香川良介 備前屋才兵衛
赤木春恵 お春
国一太郎 虎造
楠本健二 後藤勘太夫
藤木錦之助 尾形
和崎隆太郎 三田村
霧島八千代 勝丸
富永佳代子 きく
伊吹幾太郎 甚公
木南兵介 忠八
高橋漣 お種
矢奈木邦二郎 奉行
大邦一公 刀屋のおやじ
西崎みち子 お咲
熊谷武 安宿のおやじ
尾上華丈 老僕
土井淳之助 仲間
竹村健 小者
泉水深 捕手頭
島田秀雄 瓦版売り
高根利夫 
大城泰 駕篭屋A
香住佐久良夫 駕篭屋B
鈴木金哉 ならず者A
川路允 ならず者B
浪花五郎 町人A
近松竜太郎 町人B
浜田伸一 町人C
安藤馨 刀屋小僧
藤川弘 浪人A
小田真士 浪人B
船越正雄 浪人C
春川純 浪人D
春日弘 浪人E
和歌林三津江 長屋の内儀

解説

別冊読物傑作集所載陣出達朗原作を「怪談三味線堀」の柳川真一が脚色、「江戸っ子長屋」の大西秀明が監督。撮影は「江戸っ子長屋」の鈴木重平。

あらすじ

名物山王祭をひかえた江戸の街に贋小判事件が発生、相模屋が犯人の刃を浴び最後をとげた。名人伝七親分も百姓の後家お直に依頼された尋ね人を探すうちこの事件の渦中に捲きこまれた。尋ね人はお直の娘おみよで、奉公先の札差備前屋から消息を絶ったもの。伝七がおみよの恋人魚屋の伊之吉を訪ねた帰途、覆面の浪人組が事件から手を引けと襲い、その時伝七の子分獅子鼻の竹が浪人者の片袖から贋小判を見つけた。山王祭の当日、群衆の中で伊之吉の姉勝丸が何者かに殺された。事件を目撃していた伝七は、勝丸はおみよと間違われて殺されたと推理し、現場から立ち去ったあやしい浪人者の一団を追って贋小判事件とのつながりを認めた。祭の終ったある日、備前屋才兵衛が番町の直参旗本郷原伊織を訪ねた帰り襲われ、通り合せた目明し早縄の五兵衛によって伊之吉が犯人だと報告された。この事件は、備前屋の金蔵からおびただしい額の贋小判が発見されたことによって、贋小判の首謀者は才兵衛で、その死は一味の仲間割れによるものだと推定された。しかし伝七の推理は、才兵衛以上の大物の黒幕がいることを察知し、郷原と才兵衛の関係から行方不明のおみよがその秘密を握るものとした。ある夜ふけ、郷原の屋敷に捕方群が押しかけ鼠小僧と覚しき黒い影を追って探索がくり展げられた。これは町方では手の届かない旗本屋敷のうちをしらべるために伝七が策した狂言捕物だった。連続殺人事件がからんだ贋小判事件への伝七の挑戦は、権力をほしいままにする悪徳旗本郷原の出現によって大きな壁にブチ当たるのだが、伝七は恋女房のお俊を密偵として郷原邸に送り込むなど、事件究明に不屈の闘魂を燃やし続けるのだった。江戸の街に平和がよみがえる日も近い。

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1963年4月下旬号

日本映画紹介:伝七捕物帖 女狐小判