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影を斬る

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  • 平均評点

    69.0点(27人)

  • 観たひと

    43

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル 時代劇 / コメディ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/3/1
上映時間 82分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督池広一夫 
脚本小国英雄 
企画財前定生 
撮影武田千吉郎 
美術西岡善信 
音楽斎藤一郎 
録音奥村雅弘 
照明加藤博也 
編集菅沼完二 
スチル小牧照 

キャスト

出演市川雷蔵 井伊直人
瑳峨三智子 
瑳峨三智子 君竜
坪内ミキ子 和子
成田純一郎 伊達忠宗
松本錦四郎 小野伊織
小林勝彦 戸田帯刀
真城千都世 お広
井上明子 お吉
高森チズ子 お文
毛利郁子 〆香
藤原釜足 笠原左内
大辻伺郎 川上平馬
千葉敏郎 村上軍十郎
荒木忍 伊逢安房
山路義人 多田頼母
稲葉義男 伊達将監

解説

「天国と地獄」の小国英雄のオリジナル・シナリオを、「地獄の刺客」の池広一夫が監督した時代喜劇。撮影は「続・新悪名」の武田千吉郎。

あらすじ

奥州伊達藩六十二万石の居城、青葉城。井伊直人は剣術指南役だが、仕事はそっちのけで、将軍の娘の奥方に頭の上らぬ主君伊達忠宗を誘い出し、夜は城下の飲屋、昼は天守閣で昼寝というつとめぶり。ところが、この直人のところに押しかけ女房にやって来たのが、仙台小町と言われる家老の娘定。だが喜んだのも束の間、定は婚礼の晩に直人に試合を所望。忠宗夫妻以下、婚礼の客立合いの下に直人と定は向い合った。ところが、勝負は無残、直人は定にさんざんにやられてしまった。憤然とした直人は、翌日、用人の左内を連れて江戸へ修行に旅立つことになった。しかし、持前の気性は直らず、専ら色の修行ばかり、半年で帰国したが、またもや定にやられて忽ち江戸に逆もどり。ところが一夜、江戸留守居役のお供で料亭に遊んだ直人は、芸者君竜をみてびっくり仰天した。定とは全く瓜二つ。定の変装ではないかと、直人は早速国許に急行した。しかし、直人の道場では稽古着姿も勇ましい定が、ぶんぶんナギナタを振り廻していた。がっかりした直人は、またもや江戸へ逆戻り。ある日、君竜と二人で料理屋からの帰途、数人の浪人者に襲われた。藩の同僚に助けられたからよかったものの、直人の徹底した頼りなさに、すっかり愛想をつかした君竜は、直人の精進を祈って去った。呆然と考えこんだ直人は、突然柳生道場へ住み込むと左内に告げて左内のもとを去った。それから数年、青葉城では、直人と定の御前試合が行われていた。柳生流免許皆伝を得た直人は、圧倒的な強さで定を破った。一番喜んだのは城主忠宗だった。その夜初めて夫婦の誓いをかわした直人は、君竜が定であることを知った。すべては、直人の素行を改めさせようとした家老将監、定親娘、の仕組んだことだったのだ。一方、藩主忠宗の寝室でも奥方和子は、普段の自分の行状に深く反省していた。これからは何事も夫に仕えることを誓った。伊達藩はやっとこれで、正常な夫婦関係にもどったのであった。翌日、天守閣ではきのうのつかれのためか、忠宗公と直人の大いびきが、高らかにかなでられていた。

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