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抜打ち鴉

  • ぬきうちがらす
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  • 平均評点

    60.3点(9人)

  • 観たひと

    14

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/12/26
上映時間 0分
製作会社 大映京都
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督加戸敏 
脚本衣笠貞之助 
犬塚稔 
企画高森富夫 
撮影本田平三 
美術加藤茂 
音楽高橋半 
録音長岡栄 
照明島崎一二 
編集宮田味津三 
スチル浅田延之助 

キャスト

出演城健三朗 三崎の新次郎
天知茂 山形東之輔
成田純一郎 朝之助
島田竜三 徳三郎
南都雄二 多九郎
近藤美恵子 お良
真城千都世 お竜
毛利郁子 お春
藤原礼子 
千葉敏郎 富蔵
香川良介 美能屋常吉
尾上栄五郎 山五郎
杉山昌三九 島三
近江輝子 お兼
若杉曜子 お万
宇野正晃 太吉
原聖四郎 粂次
堀北幸夫 音松
木村玄 竹七
浜田雄史 夏吉
石原須磨男 源助
天野一郎 老人
藤川準 惣吉
沖時男 丑六
菊野昌代士 五十年輩の男
越川一 職人風
小中島亮 
竹谷俊彦 民造
千石泰三 勘五郎
谷口昇 増造
小林加奈枝 遣手婆
小柳圭子 女郎一
滝のぼる かせ
大谷鷹子 女郎三
谷口和子 女郎二
里見弥生 小女

解説

「お琴と佐助」の衣笠貞之助と「続・座頭市物語」の犬塚稔が共同で脚本を執筆、「ソーラン渡り鳥」の加戸敏が監督した股旅もの。撮影は「怪談夜泣き燈籠」の本田平三。

あらすじ

たった一人の妹をさらっていった男東之輔を探し求める旅鴉、三崎の新次郎の眼をふと捉えたのは仔細ありげな幼な児太吉と彼にまとわりついている男多九郎の姿だった。母を失い行方の知れない父徳三郎を尋ねて加賀の小松へ行く太吉と、甘言でつろうと手古ずっている道中師の二人連れと分っては放ってはおけぬ新次郎。その後で編笠から顔を出した浪人こそ、新次郎が探し求める人だったのだが。翌日からの三人旅、とんだ当外れの多九郎は新次郎の懐中物を掠め取るとスキをみて逃げ出した。その夜、寺井の宿にはちょっとした騒ぎが起った。廓の女楓に柄にもなく仏心を起した多九郎が、足抜きさせたのが露顕したのだ。この仕置に出張ってきたのは、この一帯に羽振りを利かせている小松の若親分という男だった。指を詰められて悲鳴を上げる多九郎の所へ薬をもって現れたのは新次郎と太吉、瞬間痛みも忘れて狼狽するゴマのハエ氏だった。翌日、新次郎、太吉、多九郎の三人は祭で賑わう加賀の小松へ着いた。早速、探し当てた徳三郎とはあろうことか、昨日の小松の若親分と称する男だった。そして徳三郎は三年振りに対面した太吉を前にして顔色一つかえず新次郎を逆に騙り呼ばわりする冷血漢だった。折しも彼は、親分美能常と日頃の仇敵加賀伝相手の喧嘩に備えていた。新次郎はかつて世話になった梶鉄の伜朝之助が徳三郎の許に捕えられているのを救った。丁度その頃、喧嘩の噂を聞いて助人志願の東之輔が徳三郎を訪ねていた。早朝の薄野原、そこには美能常、加賀伝の血生臭い喧嘩がくり展げられていた。徳三郎を仇と狙う朝之助の姿も混っていくらかの時が移った。一群から少し離れたところに、抜打ちやくざ新次郎と豪剣浪人東之輔の息づまるような凄絶な対決が行われていた。

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日本映画紹介:抜打ち鴉