男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

涙を、獅子のたて髪に

  • なみだをししのたてがみに
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    67.3点(22人)

  • 観たひと

    44

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/30
上映時間 91分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督篠田正浩 
脚本寺山修司 
水沼一郎 
篠田正浩 
製作白井昌夫 
若槻繁 
撮影小杉正雄 
美術梅田千代夫 
音楽武満徹 
録音平松時夫 
照明青木好文 
編集杉原よ志 
スチール長谷川宗平 

キャスト

出演藤木孝 水上三郎
南原宏治 木谷哲郎
岸田今日子 松平玲子
加賀まりこ ユキ
山村聡 松平浩平
早川保 加賀
永田靖 中島新太
田中晋二 トミイ
高野真二 
小池朝雄 大男の権
清村耕次 村瀬
浜村純 手島
水島弘 大塩
末永功 宗田
藤田貢 
ハロルド・S・コンウェイ ジョンソン
神山繁 木暮
佐々木孝丸 永根
国景子 マリ
新井麻夕美 まりをつく少女
永井達郎 パーティの男
江美しのぶ パーティの女
十朱久雄 パーティの中年の男
細川俊夫 パーティ客
斎藤知子 パーティ客
高島三枝子 伊佐子
丹波哲郎 ホテルのバーの酔漢

解説

寺山修司、水沼一郎と「山の讃歌 燃ゆる若者たち」の監督篠田正浩が共同で脚本を執筆、篠田正浩が監督した青春もの。撮影もコンビの小杉正雄。

あらすじ

汽笛がものうく響き、かもめが飛び交う平和な港「ヨコハマ」通称サブこと水上三郎は、松平海運支配人、木谷哲郎の手先となり、日雇い港湾労務者から暴力でピンハネをしている港のダニである。サブが木谷に絶対服従なのは、戦災孤児だったころ木谷に拾われ、木谷の不自由な足は、空襲の折にサブをかばって受けた傷だと聞かされているからだ。ある日、サブは波止場のドラッグ・ストアのウェイトレス、ユキと知りあった。その日から、二人は少年少女のように遊びまわった。そのころ、搾取にあえぐ労働者達に組合結成の機運が起った。木谷はサブとトミイに命じて、リーダーの中島にヤキを入れさせたが、サブ達はまちがって殺してしまい、事故死とみせかけて死体を海へ捨てた。その日はサブの二十歳の誕生日で、ユキはサブのアパートで待ちわびていた。数日してサブは、中島がユキの父親だったと知り呆然とした。彼は虚脱状態に落ち入った。ある日、サブは、木谷と肉体関係をもった玲子に誘惑され交渉をもった。それを契機にサブは、玲子の肉体におぼれユキのことも、港の生活も忘れて行った。そんな生活の中でサブは木谷の足はビルマ戦線で受けた傷と知った。木谷は二人の関係を知った。彼は玲子の前でサブを罵倒し詰問した。「犬めっ、リンチしてやる。人殺しをさせてやる」この言葉がサブの永い間耐えていた屈辱感に響いた。サブは木谷を殺してしまった--。血だらけの両手を見つめてサブは狂気のごとくユキの姿を求めて街を走った。知らせでユキも埠頭にかけつけた。やっとユキを探したサブは、すべてを告白しようとしたがユキはさえぎった。「木谷を殺して、やっと自由になったんだ」と絶叫するサブに手錠が光った。「ユキちゃん。好きだ」サブの言葉を残して、パトカーは走り去った。広大な埠頭には泣き崩れるユキの姿があった--。

関連するキネマ旬報の記事

1962年11月上旬号

日本映画批評:涙を、獅子のたて髪に

日本映画紹介:涙を、獅子のたて髪に

1962年10月下旬号

特別グラビア:「涙を、獅子のたて髪に」の篠田組

新作グラビア:涙を、獅子のたて髪に