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その夜は忘れない

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  • 平均評点

    77.7点(20人)

  • 観たひと

    34

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ / エロス
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/30
上映時間 95分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督吉村公三郎 
脚本白井更生 
若尾徳平 
企画川崎治直 
製作永田雅一 
撮影小原譲治 
美術間野重雄 
音楽団伊玖磨 
録音西井憲一 
照明木村辰五郎 
スチル薫森良民 

キャスト

出演田宮二郎 加宮恭介
若尾文子 早島秋子
川崎敬三 菊田吾郎
長谷川哲夫 金子
中村伸郎 種田
角梨枝子 多津子
三木裕子 和代
江波杏子 芳子
川島真二 金子の友人A
三夏伸 金子の友人B
田中三津子 田村ふさ子
横山明 細川
寺島雄作 卓造
村田扶実子 ふみ
隅田一男 初老の患者
中川邦彦 自衛隊員
仲村隆 バーテン
松本幹二 ホテルのボーイ
大山健二 ホテルの客
穂高のり子 寝台車の女
若松和子 新しいマダム
赤沢未知子 食堂の女給仕

解説

白井更生と「サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点」の若尾徳平が共同で脚本を執筆、「家庭の事情」の吉村公三郎が監督した風俗ドラマ。撮影もコンビの小原譲治。

あらすじ

週刊ジャーナルの記者、加宮は、戦後十七年の原爆記念特集号取材のため広島へ出張した。しかし、原爆の傷痕は、今や原爆資材館の陳列ケースの中にしかない。一夜、加宮は親友の菊田に誘われてバー「オータム」へ行き、美貌のマダム秋子を紹介された。彼女の顔には何か憂いがあった。翌日、加宮は六本指の赤ん坊取材の途中秋子に逢った。話が取材のことになった途端、何故か秋子の態度は、よそよそしくなり足早に去った。赤ん坊を生んだ母親はいなかった。その帰途、彼は「オータム」に寄ったが、秋子はいなかった。加宮は原爆の取材を断念し、東京のデスクへ連絡した。東京へ帰る切符を買った加宮だが、何か去り難く「オータム」を訪れた。そこで金子が秋子に借金しに来たことから、彼女と口論になった。加宮が割って入り、金子と争う破目になった。加宮が酔ってホテルへ戻ると、秋子が待っていた。二人は太田川の畔に佇んだ。「あなたは本当に淋しい人なんだ」加宮の呟きに、秋子は小石を拾って彼に渡した。握れば砂になってくずれた。原爆にあった小石である。二人は川岸の旅館で向い合った。加宮はもっと秋子を知りたかった。加宮は秋子を抱いた。あえぎながら彼女は顔をそらし「あなたは、あたしを知らない」と、いきなり自分の胸元を開いた。秋子の肌に原爆の爪跡があった。乳房も見分けられぬほど、ひきつっていた。女学生だったあの日、原爆に遭ったのだ。「私はさっきの太田川の石なんです……」加宮の心は熱くなった。そして彼女を強く抱きしめた。秋子の両眼から涙があふれた。彼の胸に顔を埋め、うめくような慟哭が続いた。「ぼくの愛情を踏み台にして生きられるだけ生きてくれ」。という加宮の言葉に秋子は始めて女の幸せにひたることが出来たのだが……。

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