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殺陣師段平(1962)

  • たてしだんぺい
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  • 平均評点

    72.7点(27人)

  • 観たひと

    51

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/30
上映時間 86分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督瑞穂春海 
脚色黒澤明 
原作長谷川幸延 
企画税田武生 
撮影今井ひろし 
美術加藤茂 
音楽高橋半 
録音大谷巖 
照明古谷賢次 
編集山田弘 
スチル松浦康雄 

キャスト

出演市川雷蔵 沢田正二郎
中村鴈治郎 市川段平
高田美和 おきく
田中絹代 お春
山茶花究 兵庫市
上田吉二郎 引抜きの男
須賀不二男 倉橋仙太郎
深見泰三 医者
真城千都世 梳髪の女
浪花千栄子 婆さん
毛利郁子 丸髷の女
西岡慶子 小女
伊達三郎 太田
寺島雄作 徳次郎
近江輝子 お房
水原浩一 
嵐三右衛門 興業師A
原聖四郎 金井
天野一郎 かんと煮屋
石原須磨男 薬屋番(二)
浅尾奥山 薬屋番(一)
沖時男 巡査
岩田正 役者
菊野昌代士 興行師B
越川一 事務員
大杉潤 鶴次郎
木村玄 高島
丸凡太 電報配達
種井信子 新蝶々の女

解説

長谷川幸延原作を「椿三十郎」の黒澤明が脚色、「大学の纏持ち」の瑞穂春海が監督した芸道もの。撮影は「江戸へ百七十里」の今井ひろし。

あらすじ

大正の初年、演劇が芸術に偏し大衆から離れていくのを覚った沢田正二郎は、松井須磨子の「芸術座」を脱退、「時代よりも半歩前進」を唱えて「新国劇」を創立した。ときに、沢正二十六歳。ところが旗上げ興行は無残にも失敗、一座は東京を後にした。--それから二年、沢田は剣劇ものに活路を見出そうとした。喜んだのは殺陣師上りの一座の頭取、市川段平である。だが、無智無学な彼には沢田の言うリアルな立ち廻りというのが分らない。冷たい沢田の言葉に絶望した段平は泥酔して暴れた。急を聞いて沢田が駈けつけた。「……わいはな、撲られながら立ち廻りの研究してたんや」思わず段平をみつめる沢田。段平のヒントをもとにした立ち廻りは、俄然、巷の評判を呼んだ。意を強くした沢田は一座と共に数年ぶりで東上し、明治座で第一回公演のあと、浅草に根を下ろして「右に芸術、左に大衆」の理想に突き進んだ。そして、いつまでも立ち廻り芝居に溺れては、と狂言なども手がけていったが、立ち廻りだけが恋女房と考えている段平には、それが不満でならなかった。そんな時、大阪から女房お春の危篤を知らせる電報が舞い込んだ。家へ帰るようにいい聞かせる沢田に、段平は「もう用がないさかいわてを追い出すのんか」と喰ってかかり、果ては立看板に斬りつける仕末たった。 --五年後、磐石の礎を築いた沢田の一行が京都を訪れた。今は裏長屋で中気の余生を送っていた段平はそれを聞くや、絶対安静の禁を犯して家を出た。驚いて駆けつけて来た娘おきくの知らせで、沢田は南座の三階に段平を発見した。襲いかかる死の影と必死に闘いながら新しい殺陣を沢田につける段平の姿に座は激しく打たれて声もなかった。まもなく段平に静かな死が訪れた。殺陣に憑かれた男の手は刀代りの衣紋竹をしっかり握ったままであった。

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