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怪談夜泣き燈籠

  • かいだんよなきとうろう
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  • 平均評点

    67.1点(7人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ホラー / 時代劇
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/6/24
上映時間 73分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田坂勝彦 
脚本犬塚稔 
企画高森富夫 
撮影本田平三 
美術加藤茂 
音楽高橋半 
録音奥村雅弘 
照明古谷賢次 
編集西田重雄 
スチル松浦康雄 

キャスト

出演中村鴈治郎 留蔵
小林勝彦 又三郎
藤原礼子 お絹
名和宏 由之助
近江輝子 お春
橘公子 お菅
小林加奈枝 お増
小柳圭子 お麻
高森チズ子 お加代
横山文彦 講中の宰領
堀北幸夫 寅吉
南条新太郎 八五郎
菊野昌代士 九助
井上武夫 辰造
谷口昇 丑八
辻村博子 お清
谷口和子 お苫
三藤愛子 お梅

解説

「座頭市物語」の犬塚稔のオリジナル・シナリオを「いれずみ乳房」の田坂勝彦が監督した怪談もの。撮影は「裁かれる越前守」の本田平三。

あらすじ

豪商の一人息子又三郎は水茶屋の女お絹と駆落した。持出した金も二人で暮らすうちにすぐなくなった。同じ長屋に住む植木職人の由之助は、お絹の美しさに目がくらみ何かと親切ごかしに世話をするが、みんなお絹が目当てであった。二人が金に困って由之助に相談にきた時、由之助は日頃の希みが達せられると喜んだ。世間知らずの又三郎を、口先三寸でだますのは訳ないことだった。家から金を出させるには又三郎が死んだことにして、金を取ることだと、又三郎を説き伏せた。初めは厭がっていた又三郎も、由之助の言葉に死んだことにして墓に入った。ところが、由之助は最初からお絹が目当てで、人が立去った後の墓を踏み固め、又三郎の親元から届いた金でお絹を口説き落してしまった。必死の努力で墓から這い出した又三郎は、自分が騙されたことを知り、日頃親しくしている駕留の親方留蔵を訪れた。これを聞いた留蔵は、又三郎の墓の中に代りの死体を投げ込み、その翌朝、由之助をおどして金をまきあげ、お絹を連れ去った。お絹は又三郎をみて、幽霊と思いこみ恐怖のあまり失神してしまった。留蔵はお絹の美貌に惑かれ、又三郎へ返すのがおしくなり、又三郎を叩き出してしまった。又三郎は自分の長屋に帰り、幽霊と恐れる由之助に自分が生きていることを明かし、お絹が留蔵に奪われたことを知らせて、前非を悔いた由之助と共に復讐を考えた。翌朝、お絹の着物を取りにやって来た留蔵は又三郎とあい、とうとう又三郎を殺し、その死がいを床下に投げこんで逃れた。このことを知らずに帰って来た由之助は、幽霊の又三郎を生きた又三郎と思い込み、留蔵の家に乗りこんだ、留蔵は匕口で由之助の腹をえぐった。その間に、又三郎の亡霊は執拗にお絹をおびやかした。お絹はとうとう恐怖のため発狂した。留蔵は由之助の死体に重石をしばって川に沈めようとした。だが、その時、無惨な形相の又三郎の亡霊が現われた。驚いた留蔵は、逃げようとしたはずみに、縄に足をひっかけ、死体もろとも重石にひかれて水中に消えた。狂ったお絹は、かつて又三郎と暮らした長屋へもどり首を吊った。

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1962年7月上旬夏の特別号

日本映画紹介:怪談 夜泣き燈籠