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三代の盃(1962)

  • さんだいのさかづき
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  • 平均評点

    66.3点(9人)

  • 観たひと

    18

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/3/4
上映時間 87分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚色吉田哲郎 
原作八尋不二 
企画財前定生 
撮影本多省三 
美術太田誠一 
音楽斎藤一郎 
録音林土太郎 
照明中岡源権 
編集谷口孝司 
スチル三浦康寛 

キャスト

出演勝新太郎 政吉
小山明子 お雪
三田登喜子 おしん
真城千都世 お力
毛利郁子 清香
丹羽又三郎 弥吉
三田村元 紅勘
山本礼三郎 鮫洲の卯之助
須賀不二男 銀座の仁右衛門
河津清三郎 明石町の伊三郎
吉川満子 かね
杉山昌三九 溜池の御前
南部彰三 大壷半太夫
清水元 丸谷惣平
荒木忍 小磯文之進
守田学 ステッキ松
尾上栄五郎 追分の源七
東良之助 恩田屋
玉置一恵 小田井の浅五郎
桜井勇 鮫洲の子分A
春日清 鮫洲の子分B
岩田正 町内代表B
越川一 魚屋
薮内武司 カンテラ安
安田祥郎 寅吉
木村玄 吉五郎
丸凡太 由公
千石泰三 伊豆糸吉の若い者
井手野憲治 六助
松岡良樹 松源
芝田総二 町内代表A
杉山美宏 千之助
谷口和子 料亭の女中頭
淡波圭子 新橋の芸妓

解説

八尋不二の原作を「蝙蝠屋敷」の吉田哲郎が脚色、「新源氏物語」の森一生が監督した侠客もの。撮影は「銭形平次捕物控 美人鮫」の本多省三。

あらすじ

江戸築地の伊三郎一家の三ン下、政吉は厳しい親分の修業に従って一日も早く親分の盃を貰う日を夢みていた。彼は母のおかねと二人暮し、隣家の浪人小磯文之進の娘お雪とは相思の仲。一方銀座の新興勢力仁右衛門一家は、悪徳商人丸惣と組んで築地一帯に異人相手の歓楽街を作って、伊三郎一家を蹴落そうとしていた。政吉の兄貴分の弥吉はこれを知り、ひそかに銀座一家へ掛け合いに行ったが、間もなく弥吉は水死体となって大川に浮いた。銀座一家へ乗りこみ、子供扱いで追い返された政吉は、くやしさに男泣きで伊三郎にうったえた。そんな政吉を親分は、身のためと旅に出した。旅に出た政吉のたった一つの心残りは、お雪にさよならもいわずに別れたことだ。そして三年、世は明治となり旅の政吉は信濃路にさしかかっていた。そこで政吉は、土地の親分同士の争いにまき込まれた。土地の百姓の困惑をみた政吉は、命がけで仲裁に立ち遂にその大役を果たした。やがて政吉の侠名は疾風のごとく伝わり、はるか伊三郎やお雪の耳にもとどくようになった。その頃江戸では銀座一家が官権溜池の御前を黒幕に、勢力を広げていた。御前は土地の芸妓雪松に思いをかけ、仁右衛門が口説き役にまわったが雪松は聞かなかった。雪松こそ病に伏す父のため芸妓になったお雪であった。そんなところへ政吉が旅から帰って来た。伊三郎はさっそく古式豊かに親分の盃をあたえた。銀座一家の横暴さにたえかねた政吉は、さっそく銀座一家に乗り込んだ。そこは大親分鮫洲の卯之助の仲裁でまるく納ったものの、銀座一家は卑怯にも卯之助を暗殺して伊三郎一家へのりこんだ。政吉の留守中のことだった。大出入りをさけた政吉は単身銀座一家へ乗り込み、遂に仁右衛門を叩っ斬った。そんな政吉に旅をすすめる親分の言葉をふりきった彼は、新時代に生きる人間になりたいと盃をかえして自首しにいくのだった。

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