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事件記者 拳銃貸します

  • じけんきしゃけんじゅうかします
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  • 平均評点

    67.9点(14人)

  • 観たひと

    27

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/2/18
上映時間 67分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山崎徳次郎 
脚色山口純一郎 
原作島田一男 
企画岩井金男 
撮影萩原憲治 
美術横尾嘉良 
音楽三保敬太郎 
録音片桐登司美 
照明河野愛三 
編集鈴木晄 
スチール目黒祐司 

キャスト

出演永井智雄 相沢
大森義夫 八田
木浦佑三 長谷部
滝田裕介 伊那
園井啓介 山崎
綾川香 浅野
沢本忠雄 
高城淳一 浦瀬
伊藤寿章 富原
長弘 丸山
守屋徹 水谷
山田吾一 岩見
外野村晋 熊田
相原巨典 竹本
柴田新三 磯部
雪丘恵介 桜井
天野研 島津
葵真木子 光子
小柴隆 勝山
久松洪介 西郷
二木草之助 共盟のキャップ
緑川宏 共盟の記者
川村昌之 共盟の記者
松下達夫 捜査一課長
宮阪将嘉 山村部長刑事
伊豆見雄 警官
玉村駿太郎 遠藤刑事
鴨田喜由 溝口刑事
小泉郁之助 古川刑事
英原穣二 係長
相馬千恵子 お近
新井麗子 お鶴
山田禅二 大牟田源吉
野村隆 川村
市村博 小松

解説

島田一男原作『事件記者・32口径』を、山口純一郎が脚色、「兄貴」の山崎徳次郎が監督した事件記者もの。撮影は「兇悪の波止場」の萩原憲治。

あらすじ

新宿の裏街にある屋台でチンピラやくざが、例によって勘定を踏み倒そうとした。だが二人はギョッとなった。お内儀の手にはいつの間にか拳銃が握られていたのだ。「一日一万円で貸してやるから明日の十二時までに稼いでおいで」という言葉に二人は顔を見合せた。二人が出て行くと、隅で酔い潰れていた男がニヤッと笑った。ここの亭主なのだ。屋台は表向きで実は拳銃を貸して使用料をまきあげているのだったが、お内儀は一人娘のために、足を洗おうともがいていた。質屋を二人連れが襲うという事件が起きた。連絡を待っている記者クラブに、またまた強盗事件の電話が鳴った。同一犯人の仕業らしく刑事を一人射殺、通行の学生に重傷を負わせている。各社は不眠不休で取材を続けたが、手がかりのないまま日は過ぎていった。東京日報の菅記者は、重傷者のいる病院の張り込みから帰ろうとした時、みすぼらしい女が新聞を片手に、内部を窺うように立っているのをみて、記者特有の勘で“何かある”と女に話しかけた。怯えていた女も、闇拳銃の恐しさを教えられると、すべてを語った。女は屋台のお内儀だったのだ。捜査陣は極秘に自首した女を取り調べた結果、事件のすべてが明らかになった。そのころ、東京日報のキャップ相沢は捜査一課と額をよせて話し合っていた。もし菅の特ダネを記事にすれば娘の将来は台なしになり、自首した女の誠意も無になる。なんとか記事を押えてはくれまいかというのである。折角掴んだ特ダネを記事にできないと知った菅は、皮肉な言葉を吐いて現場へ向った。犯人は逮捕された。菅は先ほどの言葉をわびた。彼の眼には、何も知らずに母親に手をひかれていった少女のあどけない顔がまだ焼きついていた。

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