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さようならの季節

  • さようならのきせつ
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  • 平均評点

    63.7点(13人)

  • 観たひと

    21

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/1/14
上映時間 72分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督滝沢英輔 
脚本三木克巳 
才賀明 
企画坂上静翁 
撮影横山実 
美術松山崇 
音楽斎藤高順 
録音片桐登司美 
照明河野愛三 
編集辻井正則 
スチル坂東正男 

キャスト

出演浜田光夫 三宅高志
吉永小百合 殿村幸子
殿山泰司 殿村由松
三戸部スエ 殿村フミ
香月美奈子 殿村加代子
謝春国 殿村弘
武藤章生 殿村安夫
松尾嘉代 橋本節子
東野英治郎 橋本徳太郎
相馬幸子 橋本粂子
浜村純 吾助
初井言栄 たね
水原英子 房枝
冬木京三 村田
杉幸彦 清水
石崎克巳 三郎
堺美紀子 春代
千代侑子 珠美
鴨田喜由 刑事
田中筆子 ちえ

解説

「草を刈る娘」の三木克巳と才賀明が共同で脚本を書き、「どじょっこの歌」の滝沢英輔が監督した純愛ドラマ。撮影もコンビの横山実。

あらすじ

数日後に出航するブラジル丸の舷側で、三宅高志はゆくりなくも、幼馴染の殿村幸子に会った。東北の寒村で台風のため家と田畑を失った幸子の一家は南米移民を志して横浜にきたが、一年前に家出した姉加代子にも会えずじまいになるかも知れないという。そんな彼女がいじらしく、高志は明日の再会を約して勤め先に戻った。早くから両親に死別した高志は、この土地で回漕業をいとなむ伯父徳太郎の店で働いていたが、主人の娘節子は彼に好意以上のものを感じている。翌日、幸子との約束の場所に、安夫と名乗る青年が待っていた。「俺は幸子の亭主だ」と捨てぜりふを残して、安夫は去った。遅れてきた幸子は、家族ぐるみの移民には労働力が三人以上必要だが、病弱な母フミが除外され、加代子も行方不明なので、父が独立移民組の安夫を臨時の夫として手続きをとってしまったのだと語った。高志は店に帰ると、節子に幸子の身の上を打ち明けた。翌晩、美しい星空の下で、高志と幸子は愛を誓い合うのだった。思いがけなく加代子の居所が判り、フミがチャブ屋へ出かけたが、加代子はとり合わない。高志が彼女と会った。加代子が南米行きを承知すれば、幸子は心にもない結婚をしないでも済むからだ。加代子が借金のためチャブ屋から足をぬけないでいると知って、高志は節子に頼んで金をつくってやった。自由の身となった加代子が両親のいる移民斡旋所に移り、幸子は日本に残って徳太郎の店で働くことにきまった。しかし、節子が高志を熱愛していると知って、幸子は皆の幸福のために、自分は南米へ行くべきではなかろうかと悩むのであった。そんなとき、安夫が移民を断念して郷里へ帰ってしまった。定員不足で両親が途方にくれているのを見て、幸子は南米行きを決意した。出航の朝、ブラジル丸が岸壁を離れたとき、高志が駆けつけた。デッキの上で、幸子は次第に小さくなってゆく高志に向って叫び続けた。「さようなら、高志さん、さようなら…」

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