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一本杉はなにを見た

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基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/12/13
上映時間 63分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督吉村廉 
脚色岡田達門 
原作畔柳二美 
企画笹井英男 
撮影中尾利太郎 
美術大鶴泰弘 
音楽中林渥真 
録音八木多木之助 
照明吉田協佐 
編集丹治睦夫 
スチール目黒祐司 

キャスト

出演香月美奈子 吉岡美沙子
長門裕之 山田耕吉
武智豊子 木村とめ
寺田耕次 小林金一
岩木享 小林金二
小島康則 小林金三
袴田菊代 小林ヨシ
高原駿雄 彼らの父倉造
初井言栄 彼らの母はる
市村博 木村清作
杉狂児 木村倉太郎
小園蓉子 吉野澄江
梅田和子 吉野ヒロ子
左卜全 大山一平
葵真木子 大山たか子
市川好郎 佐藤芳造
田中昂 佐藤清次郎
石黒照信 藤山良三
阪井幸一朗 駐在の巡査大沢
雪丘恵介 役場の民生課長
三浜元 男の先生
小柴隆 男の先生
武藤章生 男の先生森山太吉
光沢でんすけ 男の先生青木為作
村田寿男 郵便局の局長

解説

畔柳二美の原作を「街に気球があがる時」の岡田達門が脚色。「天に代わりて不義を討つ」の吉村廉が監督したローカルドラマ、撮影は「都会の魔窟」の中尾利太郎。

あらすじ

これは、田舎町のはずれにそびえる一本杉が、そっと囁いてくれた物語。小学校の教員吉岡美沙子は、腕白六年生小林金一に特別な関心を寄せていた。手に負えないイタズラをする一方、小児マヒで脚の不自由な一年生、吉野ヒロ子の面倒を、熱心にみてやったりする優しい反面もあるからだ。同じ教員の山田耕吉は「特定の子供に関心を持つのはいけないことだ」といつも反対する。美沙子はいつしか、男らしい耕吉に好意以上のものを感じていた。ある夕方、金一の貧しい家に、着のみ着のままで転がり込んできた父子があった。農業移民として南米に渡っていた親類の倉太郎と清作の家族が、逃げるように帰ってきたのだ。金一や美沙子の尽力で、倉太郎たちは公民館に泊ることができた。無一文の彼らは働き口を探さねばならない。美沙子から事情を聞いた耕吉のとりなしで、清作は一平の理髪店で働くことになった。一平の娘、たか子は耕吉が大好き。しかし、美沙子に耕吉との結婚をすすめる人もいる。下宿の女主人に励まされた美沙子は、放課後、耕吉に愛をうったえたが「許して下さい。僕は結婚したい人がほかにいるんです」という返事だった。耕吉がたか子を愛していると美沙子は思い込んだ。清作のつぎの働き口のことで美沙子を訪ねたたか子は、それを聞かされてどんなに喜んだことだろう。正月がきた。清作と倉太郎が新しい生活を求めて町を去った日、耕吉、美沙子、たか子、それにヒロ子を背負った金一が町はずれまで見送った。帰途、脚の不自由なヒロ子が川に落ちた。そして、耕吉の結婚したい相手はヒロ子の母親と判った。数日後、耕吉とヒロ子の母の結婚式が内輪に行われた。美沙子は東京の父に頼んで、身体障害者の特殊教育学校にヒロ子を入れて貰い、自分もそこで働くことにきめた。町をとりまく山々はまだ雪をいただいていた。そんな一日、美沙子とヒロ子とその母親はこの町を去った。「みんなしあわせになるんだよ」と、一本杉は風に葉をゆすりながら囁きかける……。

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