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ひばりのおしゃれ狂女

  • ひばりのおしゃれきょうじょ
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  • 平均評点

    57.7点(3人)

  • 観たひと

    8

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/12/15
上映時間 79分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督佐々木康 
脚色村松道平 
原作本田美禅 
企画神戸由美 
撮影鷲尾元也 
美術吉村晟 
音楽米山正夫 
録音安田俊一 
照明安田与一 
編集宮本信太郎 
スチル平井稔乃 

キャスト

出演美空ひばり お美津
青山京子 お紀代
水島道太郎 諏訪部新次郎
安井昌二 田沼能登守
徳大寺伸 松平越中守
菅貫太郎 中屋吉三郎
尾上鯉之助 清水権太夫
花房錦一 留吉
国一太郎 辰造
北龍二 一ツ橋治済
吉田義夫 戸山勘解由
水野浩 近江屋五兵衛
林彰太郎 早瀬主水
大邦一公 義兵衛
小田部通麿 青江源内
松風利栄子 松島
水木淳子 さつき
八坂京子 
紫ひづる お菊
島田秀雄 録次
鈴木金哉 船頭
丘郁夫 中屋の手代
尾形伸之介 山木甚五郎
高田浩吉 伊之吉

解説

本田美禅の原作を「次郎長血笑記 富士見峠の対決 殴り込み荒神山」の村松道平が脚色。「幽霊島の掟」の佐々木康が監督した仇討ちもの。撮影もコンビの鷲尾元也。

あらすじ

江戸も爛熟期、老中首席松平越中守は財政たて直しのため奢侈禁止令を発した。禁令を公然と無視して憚らぬ人物があった。一ツ橋家の隠居、すなわち将軍家の実父治済と“酒落きち”こと近江屋お美津である。お美津は父の五兵衛が不慮の急死をとげ、兄伊之吉が上方へ出奔してから気がふれ、おしゃれ狂女と呼ばれるようになったが、幼馴染の呉服商中屋のお紀代のいうことだけは聞いた。このお美津に興味を抱く人物がいる。越中守とその腹臣諏訪部新次郎だ。治済の客分、田沼能登守がその地位を利用して、中屋を手先きに密貿易をたくらみ、お美津の父五兵衛の変死がそれにからむものと疑いをかけ、内偵をすすめるうちお美律がその鍵を握っていると睨んだのだ。田沼もお美津に眼を向け、戸山勘解由に誘拐を命じた。越中守は新次郎を浪人姿に変えさせ、お美津を護らせた。中屋お紀代の兄吉三郎の許へ、一ツ橋家の駕籠が足繁く通うようになった。治済なり客分の田沼が乗っているのか。または人目をくらますための偽装で、中味は密輸品ではないのか。田沼が屋形船で夜釣りに出かけるのも怪しい。町方与力も大きな権力の前には手の出しようがなかった。ある夜、中屋に怪盗が押し入った。中屋吉三郎は、逃げる賊の後姿に何か思い当る節があるようだ。捕方に追われた怪盗はぱったりお美津にぶつかった。そのお美津の眼は正気のそれだった。お美津は怪盗--実は兄伊之吉を隠れ場所へ誘った。狂女を装って中屋を探り、父の死の真相を求めていたのだ。二人は手を握って励まし合った。中屋へ一ツ橋家の駕籠がきたとき、お美津は人々のとめるのもきかず自分から乗り込んだ。田沼の前に引き出されたお美律は「闇商人中屋吉三郎と結んで暴利をむさぼったうえ、天下をわがものにと図る大悪人!」と罵った。そこへ新次郎が捕方陣となだれ入った。吉三郎は短筒で自ら命を断った。密輸を知った五兵衛を手にかけたのは吉三郎であった。新次郎とお美津は結ばれた。

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1961年12月下旬号

日本映画紹介:ひばりの おしゃれ狂女