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  • 平均評点

    70.4点(49人)

  • 観たひと

    81

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/2/17
上映時間 107分
製作会社 文芸プロダクション=にんじんくらぶ=松竹
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小林正樹 
脚色稲垣公一 
原作南条範夫 
製作若槻繁 
小林正樹 
撮影川又昂 
美術戸田重昌 
録音西崎英雄 
照明青松明 
編集浦岡敬一 
スチル梶原高男 

キャスト

出演山村聡 河原専造
渡辺美佐子 妻里枝
千秋実 藤井純一
岸恵子 宮川やす子
宮口精二 吉田禎蔵
仲代達矢 古川菊夫
滝沢修 倉山杏一郎
信欣三 石母田
鶴丸睦彦 志村
浜村純 神尾
槙芙佐子 神尾美代子
川口敦子 神尾真弓
芳村真理 神尾マリ(まり子)
鷹理恵子 ルミ
利根司郎 ヌードスタジオ・マスター
大杉莞児 受付の男
三井弘次 客の男
安部徹 刑事A
永井玄哉 刑事B
水木涼子 谷医院看護婦
千石規子 飯田さよ
菅井きん 下駄屋お内儀
本橋和子 沼田質屋のお内儀
北龍二 成宗圭吾
北原文枝 成宗ふみ
川津祐介 成宗定夫
蜷川幸雄 定夫の友人A
瀬川克弘 定夫の友人B
佐藤慶 海岸の私服刑事

解説

南条範夫の同名推理小説の映画化。「人間の条件 完結篇」のコンビ、稲垣公一と小林正樹がそれぞれ脚色、監督を担当、撮影は「背徳のメス」の川又昂。

あらすじ

東都精密工業社長河原専造は癌を患い切開手術を行った。その結果、後三カ月しか生きられないことを知った専造は、三億に及ぶ私有財産を、以前に関係あった女達の子供に分割することにした。妻里枝、秘書課長藤井、秘書やす子、顧問弁護士吉田と、その部下の古川が専造の前に呼び集められた。妻里枝に三分の一、残りの三分の二が行方不明の子供三人に渡されることになった。捜索期限は一カ月、呆然とする人びとにすぐ役割がふり当てられた。藤井には川越にいる七つの子が、弁護士吉田にはある温泉街に流れて行った二十になる女の子、やす子は成宗圭吾という役人に再婚していった男の子を探すのだ。--ある温泉街のヌード・スタジオで古川は、専造の落し子の一人神尾マリを見出した。古川はみるからに荒んだ生活のしみこんだマリを、札びらを切って関係を結び、ある契約をマリと結んだ。川越へ行った藤井は、産婆のさよからその子がすでに死んでいることをつきとめある子供を連れて来た。やす子が探し出した定夫は、養父母にとっては手におえない青年だった。二十歳の青春を怠惰と無為に過す与太青年となっていた。--皆がそれぞれ子供を連れて河原邸に帰って来た。やす子は暴風雨の晩、河原に挑まれて体の関係を持った。それ以来、幾たびか体の関係がもたれた。やす子には、安ホテルで逢う体だけの関係の男があった。その男はやす子に子供ができたと知って身を退いた。やす子はその子供を専造の子供にしたてようと考えた。それには、専造とずっと関係を続けてゆくのだ。やす子は専造に子供ができたことを打明けた。死期の迫っている専造は狂喜した。三分の一は無条件に生れる子供のためとしてくれた。愈々財産相続の日がやって来た。その日--藤井の連れて来たゆき子。このゆき子は里枝と藤井が七年前に生んだ子供であると吉田弁護士が発表した。里枝は財産詐称の罪で三分の一を外された。そして真弓のツラの皮を脱いだのは警察だった。マリの上京直前姉が死んだ。自殺だったが実際は殺されたのだ。姉の名前は真弓。死亡届の名前が偽造されたのだ。財産の相続者は誰もなくなったわけである。やす子の生れ来る子供を除いては。やがて専造は死んだ。財産はやす子の子供へ全部渡されることになった。

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