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東京おにぎり娘

  • とうきょうおにぎりむすめ
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  • 平均評点

    69.4点(51人)

  • 観たひと

    79

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/5/24
上映時間 91分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田中重雄 
脚本長瀬喜伴 
高岡尚平 
企画原田光夫 
撮影高橋通夫 
美術後藤岱二郎 
音楽北村和夫 
録音長谷川光雄 
照明泉正蔵 
スチル板垣公章 

キャスト

出演若尾文子 直江まり子
中村鴈治郎 父鶴吉
瀬川雅人 弟太郎
川口浩 白井五郎
川崎敬三 村田幸吉
叶順子 みどり
ジェリー藤尾 三平
沢村貞子 かめ
藤間紫 はま
村田知栄子 梅子
伊達正 サンドイッチマン男
橘喜久子 サンドイッチマン女
大山健二 紳士
八波むと志 不動産屋
早川雄三 生地屋の職員
中田勉 月賦屋
志保京助 麻雀屋の客A
小山内淳 麻雀屋の客B
篠崎一豊 大工A
藤山浩二 大工B
守田学 酔客A
夏木章 酔客B
三角八郎 チンピラ1
大川修 チンピラ2
森一夫 チンピラ3
飛田喜佐夫 運転手
田中三津子 「おかめ」の女中
小笠原まり子 少女A
田代真弓 少女B
三保まりこ 少女C
花村泰子 お好焼屋の女中
三島愛子 料亭の女中
響令子 そばやの女中
千歳恵美 バーのマダム
仲村隆 青年一
網中一郎 青年二

解説

長瀬喜伴・高岡尚平の共同脚本を、「誰よりも誰よりも君を愛す」の田中重雄が監督した下町もの。撮影も「誰よりも誰よりも君を愛す」の高橋通夫が担当した。

あらすじ

新橋の烏森にあるテーラー直江は親爺の鶴吉が頑固で昔気質なためにちっともはやらない。生地屋から借金の取り立てがうるさく、不動産屋かバーか飲み屋にしようと狙っている。見かねた娘のまり子は店を改造しておにぎり屋を始めた。この美人でチャキチャキのまり子をめぐって三人の男性がいる。一人は白井五郎、まり子とは幼馴染で新宿の劇場で演出をしている青年だが、まり子はどうやらこの五郎に気がありそう。しかし五郎はまり子に対しては兄妹愛しか持っていそうもない。あまり親しすぎて、好きだの惚れたのという感情はもてないのだ。村田幸吉は、以前鶴吉に馘にされた弟子だが、今は職人を二十人も使って既製品メーカーとしてうけに入っている。まり子が大好きで、おにぎり屋の資金をまり子に提供したのもこの幸吉である。最後の一人は、近所に住むあんちゃんで三平、パチンコ、麻雀にうつつを抜かして毎日ブラブラしているがまり子への惚れ方は大変なもので、まり子も自分に惚れているものと立派に思いこんでいる。まり子が、おにぎり屋をはじめると、早速すっとんできてねじり鉢巻で手伝いをはじめる調子のよさだ。おにぎり屋直江は開店以来大繁昌。鶴吉はテーラーの看板ごと二階に追いやられる結果になったが、娘の立派な甲斐性にまんざらでもない。だがまり子の叔母かめや、麻雀屋の女将のはま、五郎の母梅子が入れかわり立ちかわり彼女の縁談に一生懸命である。だが五郎を愛するまり子はてんでそんな話をうけつけない。その頃、五郎の劇場の踊り子でみどりという女の子が出現した。このみどりが、まり子と腹ちがいの妹と知ってびっくりしたりなつかしがったりの父親鶴吉を、まり子はもの判りのいい娘らしく優しく許してやるのだった。しかしみどりが五郎と恋仲であると知ってまり子はガッカリ。淋しさを幸吉の誕生祝いでまぎらわそうと飲みつけない酒を飲み彼女は泣いていた。鶴吉も三平もそんなまり子の酔態をいたましげに見つめるだけだった。翌日はカラリと晴れた上天気だ。“おかかとウニとタラ子ッ”三平の威勢のいい声で忙しくおにぎりを握るまり子の顔にはゆうべの悲しさはみじんもない。そんな娘をみて鼻をつまらせる鶴吉であるが“よっしゃわいも手伝ったる”と、腕まくり。父と娘は明るくおにぎり競争を始めるのだった。

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