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非情の男

  • ひじょうのおとこ
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  • 平均評点

    66.5点(11人)

  • 観たひと

    20

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/2/13
上映時間 81分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督高橋治 
脚本国弘威雄 
高橋治 
製作桑田良太郎 
撮影加藤正幸 
美術梅田千代夫 
音楽三保敬太郎 
録音佐藤広文 
照明市村政次郎 
編集浜村義康 

キャスト

出演三上真一郎 土屋五郎
瞳麗子 由紀のりこ
芳村真理 紫みつみ
久我美子 土屋雪子
織田政雄 土屋倉太郎
渡辺文雄 夏川進吾
城所英夫 山井仙
三井弘次 犬丸忠義
左卜全 人斬り権次
中村是好 百万石
小坂一也 浅川
伊井友三郎 塚越老人
市川翠扇 百万石の女房
小沢栄太郎 成富剛二郎
上田吉二郎 深津

解説

国弘威雄・高橋治の脚本を「死者との結婚」の高橋治が監督した青春編。撮影は新人の加藤正幸。

あらすじ

ドヤ街に育った土屋五郎は、病身の父と姉を捨てて、山井組のチンピラになっていた。三井組とは、ニコヨンからピンハネしたり、ユスリを働いたりしている愚連隊である。五郎にはストリッパーのみつみという女がいたが、そろそろみつみに飽きていた五郎は、肉体だけを売物にしている若いのり子に関心を寄せていった。ある日五郎は、ボスの山井と、律心光崇党の総裁の演説を聞き、党の青年行動隊長深津から入党をすすめられ、愚連隊よりもうかると聞いて、彼らの真似をすることにした。こうして山井組は、元中学の歴史の教師犬丸を顧問として、青年結社浩流会と看板をぬり変えた。やることに変りはなかったが、寄附金と称するユスリの収入はあがっていった。気をよくした五郎は、久しぶりにみつみのアパートに帰ると、姉の雪子が来ていて、胃癌の父の手術代を、五郎に相談する。だが、五郎は雪子を冷くつっぱねるのだった。雪子には都電の運転手の夏川という恋人がいたが貧乏のため結婚出来ないでいた。手術代などは思いもよらない。ちょうど国中は安保デモで騒然としていた。デモ破りに行けば大物になれると考えた五郎たちは、日当でニコヨンを集めて懸命になっていた。だが五郎はユスリの事件で警察にパクられた。そして出て来た時には、浩流会はなくのり子も山井の女になっていた。五郎は犬丸と必死に浩流会の再建をはかり、東京に入って来る平和大行進に殴り込みをかけようと、ニコヨンを集めにかかるが、立ち上ったニコヨン達に押し殺されてしまった。雪子は頑強に五郎の葬式を拒否した。五郎のしたことを考えれば、死体に鞭打ってもたりないのだ--と考えたからだった。

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1961年3月下旬号

日本映画紹介:非情の男