男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

娘たちは風にむかって

  • むすめたちはかぜにむかって
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    68.4点(5人)

  • 観たひと

    8

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ / 社会派
製作国 日本
製作年 1972
公開年月日 1972/6/12
上映時間 110分
製作会社 民芸=共同映画全国系列会議
配給 ほるぷ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督若杉光夫 
監修宇野重吉 
脚本今崎暁巳 
脚本協力山形雄策 
企画福富芳樹 
製作坂斉小一郎 
福富芳樹 
島田友三郎 
撮影井上莞 
美術内田喜三男 
音楽いずみたく 
録音太田六敏 
照明矢田孔昭 
編集丹治光夫 
助監督佐川功 
スチル木庭鴻志 

キャスト

出演小林千鶴子 ヒロ子
津田京子 クリちゃん
坂本真理 京子
早川玲子 ノッ子
日色ともゑ モー子
水原英子 ミチ子
今出川西紀 タマちゃん
三島千枝 文ちゃん
小夜福子 オバちゃん
石川絢子 リコ
南風洋子 ヒロ子の母
宇野重吉 京子の父
北林谷栄 モー子の母
稲垣隆史 梅田大介
伊藤孝雄 山本洋一
米倉斉加年 井本一夫
小沢弘治 デクヤン
新谷のり子 やす子
樫山文枝 仲本
佐々木愛 木下

解説

四十一年に大阪・西淀川にある被服工場で実際に起こった労働争議を素材に今崎暁巳が脚本を執筆した。監督は「母のない子と子のない母と」など民芸映画社の作品を多数手がけた若杉光夫。撮影は井上莞がそれぞれ担当。

あらすじ

大東被服西淀川工場の従業員たちは突然、工業閉鎖、全員馘首をいい渡された。総員六十三名、大半が中学卒業後の女の子である。その大半は雀の涙ほどの退職金で辞めていったが、八人の彼女たちと一人のおばちゃんは“おとめ争議団”と世間から呼ばれる組合を結成し頑張った。ある日組合資金を稼ぐため、行商にでた京子は、建築技士洋一の運転するワゴンにはねられた。傷はたいしたことはなかったが彼女は洋一の介抱に甘えた。その京子の父が仕事中腕をつぶす事故がおこった。会社側は個人責任とし、クビという。京子は悩んだ“大助との結婚の夢”は破れるかもしれない。闘いつづける中で結婚し、赤ん坊を生み育てていく争議同士の結婚。京子のそれは、みんなの道標でもあった。地区労組員岡の指揮で、父の会社と交渉し、馘首撤回、治療費一切会社負担、賃金の確保を承認させた。その頃、工場機械搬出を理由に、会社側の暴力団が事務所を襲ったが、みんなのスクラムで追い帰した。やがて、地域の主婦や労働者たちとともに、“公害と大企業設置反対”のビラをまくみんなの姿があちこちで見られるようになった。数日後、大介と京子、デクヤンとモー子の結婚式が始まった。そして彼らが新婚旅行にいった日、スモッグでどんよりした空を見ながら岡はヒロ子にいった。「この空かて、俺たちの力で青い空に変えなならん、先はながいで--」

関連するキネマ旬報の記事

1972年1月上旬新年特別号

特別グラビア:娘たちは風にむかって

日本映画紹介:娘たちは風にむかって