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蜘蛛の湯女

  • くものゆおんな
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  • 平均評点

    49.1点(7人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 時代劇 / エロス
製作国 日本
製作年 1971
公開年月日 1971/11/20
上映時間 75分
製作会社 大映京都
配給 大映映配
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督太田昭和 
脚本中村努 
太田昭和 
撮影牧浦地志 
美術内藤昭 
音楽倉嶋暢 
録音中沢光喜 
照明黒川俊二 
編集谷口登司夫 
助監督辻光明 
スチル都筑輝孝 

キャスト

出演川崎あかね お新
横山リエ お蝶
水上竜子 お滝
相川圭子 おふく
田中真理 お杉
笠原玲子 お豊
常田富士男 彦造
地井武男 寅蔵
富川徹夫 仙十郎
伊吹新吾 喜八郎
水上保広 弥助
伊達三郎 頼母
森章二 嘉七
山本一郎 捨松
関幸四郎 友次郎
多賀勝 佐平
浜田雄史 忠兵衛
堀北幸夫 長兵衛
北野拓也 竹造
近江輝子 お辰

解説

江戸の初め慶長年間に出現したといわれる湯女風呂を舞台にした風俗映画。脚本は中村努と「穴場あらし」の太田昭和。監督太田昭和。撮影は「顔役(1971)」の牧浦地志がそれぞれ担当。

あらすじ

ここは江戸鎌倉河岸の末広湯。今日も朝から洗い場では景気よく流し湯や、桶のひびき、湯女たちに戯れる男たちでにぎわっている。なにしろ、吉原遊廓がひあがるほどの繁昌、安くて面白く遊べるとあって、武士も町人もせっせっと通ってきた。この湯女風呂、入浴は夕方四時でしまい、上り場にゴザを敷き酒席にかわって、踊ったり歌ったりの大騒ぎ。そのうち客たちはお気に入りの女を抱えて二階の小部屋に姿を消していく。そんな湯女の一人お新にはいまわしい過去があった。恋人の友次郎と駈落ちした夜、土砂降りの雨の中で暴漢に襲われたが、友次郎は助けてくれなかったのだ。大川にとび込もうとしたところをお滝に助けられた。そのお滝も、武士の妻で、十年前夫仙十郎と仇討ちの旅にでたまま、めぐり逢えず、初めこそ生活のために恥を忍んで湯女に身を落したのだが、今は小遣いをせびりとるだけの無気力な仙十郎に愛想がつき、平気で男どもに身をまかす湯女になりきっていた。ある日、お新の居場所を捜し当てた友次郎が、いきなりとび込んできて必死にわびるのだが、お新は冷たく追いかえすだけ。二人の争いを旗本と町奴が面白半分で加勢したため騒ぎが大きくなり、湯女たちも入り乱れての大喧嘩になってしまった。数日後、お滝の仇が見つかった。悪夢のような一夜があけると、今度は、お新の人生を狂わせた遊び人寅蔵が、彼女の豊満な肉体を求めて通ってくる。心では復讐を誓うお新だが若い肉体は寅蔵の欲情のとりこになっていく。寅蔵がお新を品川の湯屋へ売りとばしたときお新は目が覚めたように復讐心がたぎる。寝屋にさそい込み、からだをあたえながら、寅蔵の首に剃刀を走らせる。

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1971年12月上旬号

日本映画紹介:蜘蛛の湯女