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関東破門状(1971)

  • かんとうはもんじょう
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  • 平均評点

    67.0点(23人)

  • 観たひと

    38

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1971
公開年月日 1971/7/3
上映時間 86分
製作会社 日活
配給 ダイニチ映配
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督小沢啓一 
脚本鴨井達比古 
企画園田郁毅 
浅野正孝 
撮影安藤庄平 
美術木村威夫 
音楽鏑木創 
録音福原信雅 
照明藤林甲 
編集井上親弥 
助監督藤井克彦 
スチール目黒祐司 

キャスト

出演渡哲也 寺田次郎
佐藤慶 中桐徹
丘みつ子 沢木玲子
長谷川明男 田村
郷えい治 紘二
武藤章生 さとる
長浜鉄平 敏夫
岡崎二朗 タケシ
夏純子 ミドリ
杉山俊夫 
佐々木孝丸 浜野吉太郎
山本麟一 長谷川
加原武門 岩井
曽根晴美 神崎
榎木兵衛 白井
天坊準 小池
内田良平 宮坂

解説

巨大な組織内での戦いのために、抹殺されようとする元大幹部とそれをかばう古風な博徒の友情を描く。脚本は「関東幹部会」の鴨井達比古。監督は「関東流れ者(1971)」の小沢啓一。撮影も同作の安藤圧平がそれぞれ担当。

あらすじ

その数、数百団体といわれる全国の組織暴力団。弱少の組を吸収して大組織へとふくれあがる。それ故に、組織内の派閥争いや、他の組織との抗争にも血をもって解決しなければならない。関東浜野組若衆頭寺田組々長寺田次郎も、非人間的な叔父貴を殺してしまったことからいったんは消される運命だったが、寺田の侠気に感じた中桐組々長中桐徹と浜野組総長のはからいで寺田組は解散、無期限の所払いということで、N市の中桐組に身柄をあづけられることになった。だが舎弟頭で総長代理の長谷川はそれに不服ではあったが総長の一言で引きさがざるをえなかった。その反動で、次期総長のイスを狙って陰謀を計り始めた。後日、中桐組に身をおいた寺田は、中桐組と同じく浜野組の盃を受けた神崎が率いる愚連隊上りの新興暴力団共栄会が、虎視耽々と中桐組の縄張りを狙っていることを知った。しばらくして、寺田を頼ってきた元寺田組々員紘二たちのために、中桐はスナックを世話した。そして、寺田の身がわりで服役中の沢木の妹玲子が、そこのママとして働くようになった。一方、浜野組の幹部にしてやるとエサを与えられ、中桐、寺田殺しを依頼された神崎は、スナックの開店資金の出所である金融業畑野から借用証を取り上げ、寺田を脅迫した。それが、彼らの抗争への誘いであることを知った寺田は、中桐に迷惑のかかることを恐れ、単身共栄会に乗り込み凄惨なリンチに耐えた。これを知った中桐は、寺田への詫びのために共栄会に出向いたが、同行した紘二が組員を傷つけてしまったことから中桐組と共栄会の抗争に点火し、情況は長谷川の思惑通り進んだ。機に乗じて喧嘩の仲介を買った長谷川は中桐組の縄張りを一部共栄会に渡すことによって落着させ、寺田の処分は、名古屋方面に勢力をのばし始めた西田会を潰すための鉄砲玉として使おうとしていた。中桐は、自分のために死ににいく寺田を思い、代貸田村を差し向けた。だが長谷川は、中桐の行為は本家の方針を無視したものとし、本家破門、縄張りの全てを共栄会に渡してしまった。中桐組対共栄会・浜野組の対決は勝敗が眼に見えていた。中桐は殺された。中桐の死を知った寺田は、浜野組のために命を張った自分が裏切られたこと、そして、兄弟と誓った男が殺されたことで、所詮やくざでしか生きられぬ男なら、兄弟仁義のための復讐を決心し、浜野組へと向った。

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