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ミスターどん兵衛

  • みすたーどんべい
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  • 平均評点

    44.5点(5人)

  • 観たひと

    7

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    0

基本情報

ジャンル 社会派 / コメディ
製作国 日本
製作年 1980
公開年月日 1980/4/5
上映時間 95分
製作会社 どん兵衛プロダクション
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山城新伍 
脚本内藤誠 
山城新伍 
梶間俊一 
企画山城新伍 
製作山城新伍 
撮影中島芳男 
美術今村力 
音楽五木ひろし 
録音宮田重利 
照明山口利雄 
編集田中修 
助監督阿井正樹 
北村成一 

キャスト

出演山城新伍 職人監督・夢野新吾
川谷拓三 助監督・山谷拓二
長谷直美 拓二の恋人・尚美
住吉正博 助監督・三木
せんだみつお 助監督・横田
佐藤蛾次郎 美術助手・原野
中尾ミエ スクリプター・ミーコ
梅宮辰夫 ワンマン所長・川路
汐路章 背景係・工藤
寺田農 監督・竜岡
片桐夕子 マリ
結城しのぶ 清純女優・小竹かおり
船戸順 二枚目・吸血鬼
加賀まりこ スター女優・冬子
和田アキ子 メーキャップ・ハナ子
坂本あきら 映画批評家・お松
石井愃一 パー子
深江章喜 キャメラマン・鴨川
佐藤晟也 撮影チーフ・団
鈴木ヤスシ 録音技師・六さん
轟二郎 マイクマン・マイク
曽根晴美 照明部
三谷昇 守衛さん・レレレ
由利徹 白沢明

解説

斜陽といわれる映画界の権威主義を風刺したり、巨匠監督をコキおろしたり、映画製作にまつわる悲喜こもごものエピソードを描く。山城新伍が出演し、アイデアも出していた「キツネどん兵衛」のテレビCMが人気を博したことから、それを一本の映画にふくらましたもの。山城新伍が企画、製作、脚本、監督、主演の五役、他に脚本を「十代 恵子の場合」の内藤誠、梶間俊一が共同で執筆、撮影は「トラック野郎 熱風5000キロ」の中島芳男がそれぞれ担当。

あらすじ

大東映画会議室。撮影所長川路は「商業映画のリアリズムは、古今の名作を盗みまくることにある」と演説している。撮影所きっての前向き監督夢野新吾こと夢さんも“ラムの大通り”の盗作“焼酎の裏通り”を撮影中。その夢さん、次回作のシナリオ製作で旅館にカン詰となった。助監督の山谷拓二(通称タクボン)が恋人尚美と別れて監督と同行することになった。筆が進まぬ夢さんは、仕事をタクボンにオッツケて隣りの部屋を覗きに天井裏へ消えてしまう。そこでは清純女優小竹かおりと中年の企画部長が、ラブシーンのお勉強中。夢さんは涙をこらえてガマン。翌晩、拓ボンのアパートに仲間の三木と原野がやってきて大騒ぎ。次の日拓ボンは寝不足で出勤。途中、西武球場のそばを通ると、タブチくんの打った場外ホームランを頭に受けて拓ボンはダウン、急救車で撮影所に運ばれた。その日は、白沢組「禿武者」出演者オーディションの日で、みんな面接会場に行ってしまい、夢さんはスタジオで一人寂しそう。しかし、遅ればせながら、撮影は始まり、夢さんのゴキゲンは直った。そこへ、竜岡監督死亡の知らせが入り、みんなガックリ。それから夢さんは狂ったように仕事に熱を出すが、一方、映画作りに嫌気がさした拓ボンは荷物をまとめ、田舎に帰る決意をする。翌日、朝もやの道を歩く拓ボンと尚美の姿。その脇を夢さんを乗せた大東映画のロケバスが通り過ぎていく。寂しそうにうつむいている拓ボン。急に顔を上げると、荷物を尚美に預け、バスを追って走り始めるのだった。

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