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夢一族 ザ・らいばる

  • ゆめいちぞくざらいばる
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  • 平均評点

    59.5点(16人)

  • 観たひと

    26

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1979
公開年月日 1979/12/22
上映時間 90分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督久世光彦 
脚本田中陽造 
原作コーネル・ウールリッチ 
企画俊藤浩滋 
氷川佳助 
プロデューサー佐藤雅夫 
奈村協 
島田昭彦 
撮影増田敏雄 
美術佐野義和 
音楽都倉俊一 
録音荒川輝彦 
照明増田悦章 
編集市田実 
助監督依田智臣 
スチル都筑輝孝 

キャスト

出演森繁久彌 雨笠治平
郷ひろみ マコト
内田裕也 清水俊
岸本加世子 清水薫
伊東四朗 馬場強
成田三樹夫 九十九竜道
石田ゆり 九十九あけみ
亜湖 夏目うらら
結城しのぶ リリー花岡
大上留利子 マヤ
衣麻遼子 ハリケーン・ローズ
叶和貴子 磯村波子
金井太 銀行の支店長
福山象三 銀行の部長
三谷昇 銀行の係長
舟倉たまき 女子行員
疋田泰盛 おでん屋の亭主
由利徹 駐車場の老人
大月正太郎 募金者
桂登志子 募金者
西田治子 大衆酒場の女店員
新井美子 大衆酒場の女店員
西田良 村井刑事
志賀勝 大野刑事
蓑和田良太 署長
石田久美 ホステス
榊潤 ホステス
小林亜星 石工
西村康治 大工
丸山俊也 警官
秋山勝俊 看守
富永佳代子 主婦

解説

八十四歳の老結婚サギ師と二十四歳の若者がコンビを組んで繰り広げるコメディ。コーネル・ウールリッチの原作『睡眠口座』を映画化したもので、脚本は「真田幸村の謀略」の田中陽造、監督はTBSテレビで「時間ですよ」や「ムー一族」などで軽妙な演出を見せた久世光彦、撮影は「総長の首」の増田敏雄がそれぞれ担当。

あらすじ

マコトは読み捨ての朝刊に、睡眠口座の公示(銀行に預金したまま連絡のとだえた預金者の口座)を見つけた。新聞の切り抜きをたよりに、預金者である筈の雨笠家を訪ねるが、その家はなく、二十年前の火事で雨笠家は全員焼死、当時四歳の治の遺体だけが発見されなかったそうだ。「生きていればオレと同じ年」他人の貯金を横取りしようと、マコトは市役所に戸籍謄本を取りに行った。預金額は約八百万円。ちょうどそのとき、八十四歳になる雨笠治平が孫・治の死亡届を出しに来ていた。ひとりの人間をめぐって、死んだ事を届けに来た者と、生きている証明書を貰いに来た者がハチ合せ。マコトは戸籍係の清水俊と押し問答。翌朝、治平は菩堤寺の阿弥陀寺へ治の骨を納めに行き、そこでギックリ腰になって寺で寝こんでしまう。寺の裏はストリップ小屋で、マコトと俊がかぶりつきにいた。夜になって、行く所のないマコトが寺に忍びこむと、そこに浩平が寝ていた。数日後の朝、治平はマコトのポケットから新聞の切り抜きを見つけ、その企みに気づいた。夕方、マコトが帰って来ると、そのことで治平がとっ組みかかってきた。そこへ俊がやって来て治平に殴りかかった。今度は、マコトが浩平を助けようとする。二十年前、俊の父は治平に騙されて金を取られ、自殺してしまい、母もその後を追い、俊と妹の薫だけが残されたのだ。数日後、ストリップ小屋の楽屋にいたマコトは未成年者強制労働で警察に連れていかれてしまう。翌朝、マコトが留置所から出て来ると、そこに、マコトを待ったまま寝入ってしまった治平がいた。マコトは思わず、涙を浮かべたが、わざと乱暴に治平を蹴飛して起こした。治平はマコトに睡眠口座を下して旅に出ようともちかけるが、マコトはギックリ腰から、下の世話までさせられるのはゴメンとはねつけてしまう。治平はマコトの背に実印を投げつけた。翌日、治平は寺で首を吊ろうとして天井に縄を掛けるが、身体が重くて天井が抜け、天井板が火鉢に落ちて、火が燃え上がった。炎の中で治平の姿を見つけたマコトは、火の中に飛びこみ、治平をかつぎ出した。ホッとして見つめあう二人に、いつしか笑顔が浮んでくる……。

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