西部に鉄道の敷設された頃、旅回りの行商人ジョニイ(ダン・デイリー)は、行きがかりで、トマホーク行の処女列車に乗ったが、この列車は一定期限内にトマホークに到着しないと鉄道会社が運転の権利を失うというので、機関手スウィーニイ(ウォルター・ブレナン)は大張りきりだが、気の弱いジョニイはビクビクものだった。鉄道を歓迎しない駅馬車会社の主ドウスン(M・ヒューゴー)は、手下のダコタ(ロリィ・カルハーン)、トランコス、ギラに命じて、線路上に大岩を置いたので、汽車は立往生、ジョニイは町へ救援を求めに行く役を買って出た。一方町では、保安官のダッジ(W・ライト)が、トランコスとギラに命を狙われ、娘キット(アン・バクスター)が危いところを救ったが、ジョニイはその騒動にまきこまれ、保安官やキットから、悪漢の一味と思われて町を立ち退くことを命ぜられた。列車は町に到着したが、先方40マイルに距ってレールがないことが分かり、キットは自ら荷馬車隊を組織して列車を運ぶこととなり、ジョニイやダコタも同行した。途中、インディアンが襲って来たが、幸い攻撃を免れ、無事、線路のある町に着いた。列車がトマホークに向かって出発する時、ダコタはスウィーニイを脅して汽車を勝手に発車させ、キットは馬で追撃した。ジョニイは勇気をふるってダコタを列車から転落させたが、突然ドウスン一味が現れ機関車に弾丸を打ちこんだので、列車はトマホークを目前にして止まり、期限迄あと数分を余すのみだったが、ジョニイの機転で町長が列車の止まっている所までトマホークの町にするということで、万事解決、キットとジョニイも結ばれた。