ロサンゼルスで起こった殺人事件の唯一の目撃者キャロル・ハニカット(アン・アーチャー)を追って、検事のロバート・コールフィールド(ジーン・ハックマン)はカナダの山荘に向かい、法廷での証言を要請する。が、その時上空から事件にからむ組織の武装ヘリが襲いかかり山荘はメチャクチャに破壊されてしまう。危機一髪、二人は車を捨てカナダ鉄道の超特急のコンパートメントに身を隠す。しかし追手も列車に乗り込んだ。顔の知られていないキャロルを巧みにかくまいながら、次の駅で地元警察に救出してもらう算段をつけるが、上司の裏切りにより、再び動く密室と化した列車へ戻って行く。銃をもたないコールフィールドは自らの機知と勇気でキャサリンを守り抜き、終点バンクーバーに到着する。そして、緊迫した状況の中でキャサリンの心をほぐし、証言台に立たせたのであった。