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新女囚さそり 特殊房X(エックス)

  • しんじょしゅうさそりとくしゅぼうえっくす
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  • 平均評点

    57.3点(21人)

  • 観たひと

    36

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1977
公開年月日 1977/6/18
上映時間 84分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小平裕 
脚本鴨井達比古 
原作篠原とおる 
企画吉峰甲子夫 
撮影中島芳男 
美術藤田博 
音楽河辺公一 
録音内田陽造 
照明川崎保之丞 
編集祖田富美夫 
進行主任小島吉弘 
助監督橋本新一 
スチール加藤光男 
宣伝本間昭信 

キャスト

出演夏樹陽子 松島ナミ
地井武男 梶木一郎
大野かおり 吉井清美
石橋雅史 黒岩徹
織本順吉 加藤
南城竜也 西田
舘ひろし 田村
関山耕司 村岡
汐路章 菊山
絵沢萠子 春江
荒木祥子 洋子
樋口マキ サチエ
章文栄 
加山麗子 女囚A
小甲登枝恵 女囚B
八百原寿子 女囚C
乃川りえ 女囚D
園田ひろみ 女囚E
土山登士幸 清水
貝ノ瀬一夫 中野
高月忠 坂口

解説

篠原とおる原作で「ビックコミック」に連載されていたもので、梶芽衣子、多岐川裕美と続いた主役に今回は新人の夏樹陽子を起用。恋人を政界の争いの中で謀殺され、自らも暴行を受け、次第に復讐の鬼と化した娘の復讐劇。脚本は「新女囚さそり 701号」の鴨井達比古、監督も同作の小平裕、撮影は「空手バカ一代」の中島芳男がそれぞれ担当。

あらすじ

松島ナミは、病院勤めの平凡な看護婦であった彼女の恋人の西田医師は、加藤院長自らが診察にあたっている。政界の黒幕・樺島佐知夫の病状が悪化するばかりなので、不信に思った彼は独自に調査。おどろくべき結果がでた。それは、加藤が逆療法を加えていたのだ。しかし、確証をつかんだ彼は、自殺にみせかけて殺され、樺島も死亡。西田からこのことを聞いていたナミも拷問を受け精神病院へ送られる。こうして彼女は、復讐の炎を燃やし、さそりに変貌。そして、さらにナミは刑務所へと。刑務所の所長・黒岩は神経質であった。やがてこの刑務所に、今は国会議員となった加藤が現われ、黒岩はナミの友人女囚・清美を彼の一夜妻に差し出す。黒岩は看守主任の梶木を前々からにがにがしく思っていた。そして網走からライフルの名手・田村を呼び、梶木とナミを手錠でつなぎ、囚人なみのしうちをした。ある日重労働に反抗した梶木を田村がライフルで射ち、梶木はナミとともに診療室へ。そこでナミは手術用のメスをたくみにぬすみ、梶木とともに逃亡。二人は山でハイカーから衣服を奪いとった。しかし、すぐに田村らの追手にせまられ、重傷の梶木は崖から落ち、手錠でつながれているため宙吊りになる。懸命にささえるナミ。そして、引き上げるのがむりだと思うと、手錠のくさりを切り、梶木は崖下へと落ちていった。復讐の鬼と化したナミはあでやかなファッションに身をつつみ喧噪の街角に姿を現わした。遊園地に黒岩を呼びだしメリゴーランドの中で彼をほおむる。黒岩惨殺におびえた加藤は海外逃亡をたくらむ。しかしビルの屋上で彼はさそりに変身したナミの姿をみつけ、愕然とする。ナミの怨念のメスが加藤の胸を深くえぐる。虚空を求めてもがく加藤の右手の彼方をジャンボ機が爆音をたてて飛び去っていった。

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