男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

挽歌(1976)

  • ばんか
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    67.2点(31人)

  • 観たひと

    43

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/2/11
上映時間 93分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督河崎義祐 
脚本井手俊郎 
蒼井マキレ 
原作原田康子 
製作金子正且 
安武龍 
撮影村井博 
美術樋口幸男 
音楽馬飼野俊一 
録音神蔵昇 
照明今泉千仭 
編集山地早智子 
助監督松沢一男 
スチール石月美徳 

キャスト

出演秋吉久美子 安藤怜子
仲代達矢 桂木節雄
草笛光子 桂木あき子
田中健 久田幹夫
村野武範 古瀬達巳
西村晃 兵藤信久
宮田真 兵藤信彦
近松麗江 トメ
南風洋子 谷岡紀実
飯島洋美 桂木ひろみ
阪本真澄 友子
杉本孝次 戸村二郎
矢野勇正 須山淳一
太宰久雄 マスター

解説

北海道・釧路を舞台にして、多感な少女をめぐる大人たちの愛の葛藤を描く。脚本は「青い山脈(1975)」の井手俊郎と、蒼井マキレ、監督は「青い山脈(1975)」の河崎義祐、撮影も同作の村井博がそれぞれ担当。

あらすじ

北海道・釧路。怜子が桂木と逢ったのは、やがて来る厳しい冬を前にした静かな、淋しい晩秋のある日の公園だった。アマチュア劇団「あすなろ」で美術の仕事をしている怜子は久田幹夫をはじめ、劇団の仲間にはない大人の魅力を桂木に感じた。怜子は、桂木の建築事務所に出入りするうちに、桂木の妻・あき子に古瀬達巳という医学生の愛人がいるのに気づいた。あき子は年下の古瀬の激しい情熱を受け入れながら、家庭の安泰を願い、それが古瀬の気持をいらだたせていた。桂木もあき子の不貞を知り悩みつづけていた。それは、どれほど大きな仕事をしようと仕事では癒すことができなかった。怜子はそんな桂木の心の傷口を乱暴にかき乱した。怜子の父・信久は、怜子にいくつかの縁談を持ってくるが、怜子は巧みに断わり逆に父の再婚をすすめた。だが、信久は洋装店のマダム・谷岡紀実に好意を寄せているのだ。怜子は桂木と結ばれたが、同時に、あき子の翳の多い美しさに魅せられ、桂木家を訪れるようになった。いつも正直な怜子はあき子とも、娘のひろみとも仲良くなった。桂木は妻との離婚を考えていたが、怜子は、桂木とも、彼の美しい妻とも、彼の可愛い娘とも、みんなで仲良く暮したかった。怜子にとってごく自然なことが、他人には異常にみえるのだった。ある日、怜子を訪れたあき子は、桂木と怜子の仲を知り、激しいショックを受けた。北国の厳しい自然にさらされ、墓標のように立ち枯れているトド松の林の中で、あき子が服毒自殺したのは、それから間もなくだった。その白い首には、かつて怜子がプレゼントした、黒いネックレスがかけられていた……。

関連するキネマ旬報の記事