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港のヨーコ ヨコハマ ヨコスカ

  • みなとのよーこよこはまよこすか
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  • 平均評点

    60.8点(18人)

  • 観たひと

    31

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1975
公開年月日 1975/9/20
上映時間 88分
製作会社 松竹
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督山根成之 
脚本山根成之 
南部英夫 
原案阿木燿子 
製作樋口清 
撮影竹村博 
美術重田重盛 
音楽宇崎竜童 
録音平松時夫 
照明飯島博 
編集富宅理一 
助監督佐光曠 
スチール赤井博且 

キャスト

出演早乙女愛 中条さとみ
松坂慶子 早瀬由香
多岐川裕美 久保木紀子
原田美枝子 橋爪マリ
地井武男 高野明
谷隼人 井上吾郎
森次晃嗣 松永誠一
穂積隆信 椿周造
山本豊三 吉岡千吉
小田草之助 日置
橋本功 相羽勉
キャシー中島 寺内晴美
宇崎竜童 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
和田静男 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
新井武士 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド
相原誠 ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

解説

同名のヒット曲を原案にして、横浜・横須賀を渡り歩く姉・ヨーコに母の死を告げるべく捜し廻る妹を描く。脚本は「スプーン一杯の幸せ」の南部英夫、監督は脚本も執筆している「おれの行く道」の山根成之、撮影も同作の竹村博がそれぞれ担当。

あらすじ

中条さとみは、家出して行方の知れない姉・ヨーコを捜しに鹿児島から横浜にやって来た。母に死なれた今、さとみにとってヨーコはただ一人の肉親である。ヨーコは半年前まで確かに横浜にいたということ以外は、何の足どりもつかめなかった。さとみは幼友達の井上吾郎を呼びだした。だが吾郎は、「姉さんを捜すのをやめて鹿児島に帰んな」と冷たく突きはなした。幾日も幾日もヨーコの噂を追って探し歩いていたさとみは、ある日、ゴーゴークラブ“カナバル”の経営者・早瀬由香とマネージャーの松永誠一の乗る車に轢ねられた。由香はさとみを自分のマンションに連れ帰った。数日後、“カナバル”に松葉杖の女・久保木紀子がやって来た。彼女はゴーゴーグループ“木牧会”のリーダーなのだが、昨年のゴーゴー大会で、由香の推すヨーコに負けたため紀子に大金を賭けていた男に刺されたのだった。そして、紀子は今年は由香に復讐すべく橋爪マリを育てた。一方、由香は、さとみにヨーコ捜しの協力を約束する条件で、ゴーゴーダンサーになることを納得させた。さとみはメキメキ上達し、ゴーゴー大会でマリを破った。その夜マリは逗子の海岸で自殺した。ヨーコを捜している者がもう一人いた。ヨーコをバーテン殺しの容疑で追っている刑事の高野明である。やがて踊りに対して情熱を失ったさとみは、横須賀に行った。大衆食堂、キャバレー、ゲームコーナー……ヨーコの行方は杳として分らない。金に困ったさとみは紀子に借金を申し入れた。「あなたとヨーコさんはまるで違うのね。ヨーコさんは自分が生きるためにはいつだって身体を投げだすわ。あなたはそうするのには幼なすぎるのね」と紀子。更に数日後、さとみは、ヨーコが外国へ行くことを紀子から知らされた。横浜港大桟橋。さとみが着いた時、船はすでに岸壁を離れていた。ヨーコらしい女が子猫を抱いて船首に立っていた。「サヨウナラ、もう会うこともないでしょう。元気でね、ヨーコ」遠去かる船の汽笛が、日本を去るヨーコの気持を伝えるように、もの哀しく鳴り響いていた。

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