サッカーの試合途中、ゲンとガールフレンドの星見は突如現われた巨大な女神型宇宙船リブミラ号にさらわれる。中には、宇宙海賊カリオンの名の下にゲンを連れに来たというリブミラという女戦士がいた。二十万年前の太古、さまよえる星人という宇宙の放浪民族が残した“風まく光”という秘宝のありかをゲンが知っているというのだ。むろん、ゲンに分るわけがない。そこへ、スペースパトロールの強襲補艦戦艦がやってきて、ゲンらをとらえる。隊長ニュウ・エイブは、秘密をさぐろうとするがうまくいかず、そこへ現われた不気味な触手が彼らを襲った。ようやくリブミラ号へ逃げた一行は南極をめざし、ゲンの脳波とさまよえる星人の遺跡が呼応し始めた。やがて時は止まり、地球がまっぷたつに分れる。中心部に“風まく光”があるのだ。リブミラ号は中心をめざし、あとを追うように、月の裏側に隠されていた、さまよえる星人と敵対関係にあった銀河伝承族の巨大脳が現われた。そして、戦いがくりひろげられ秘宝“風まく光”も巨大脳と共に消え去った。やがて、地球は元に戻り、新しい時代の宇宙をつくるためゲンやリプミラたちは旅立っていく--。