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玄海つれづれ節

  • げんかいつれづれぶし
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  • 平均評点

    53.6点(27人)

  • 観たひと

    38

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1986
公開年月日 1986/1/15
上映時間 135分
製作会社 東映
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督出目昌伸 
脚本笠原和夫 
下飯坂菊馬 
兵頭剛 
原作吉田兼好 
企画岡田裕介 
坂上順 
和田徹 
撮影飯村雅彦 
美術中村州志 
音楽星勝 
テーマ音楽マーク・ゴールデンバーグ 
録音林鉱一 
照明川崎保之丞 
編集西東清明 
助監督吉崎元 
スチール渋谷典子 

キャスト

出演吉永小百合 山岡ゆき
八代亜紀 緑川月代
風間杜夫 竹田一平
草笛光子 大峯俊江
伏見扇太郎 南條京太郎
今福将雄 万五郎
斎藤モズ介 貫太
岩渕健 マサル
野村昭子 房江
きたむらあきこ 良子
山谷初男 黒田
きくち英一 北九州連合会A
城春樹 北九州連合会B
内藤陳 ソープランド支配人
滝川真子 ソープランド嬢A
松岡久美 ソープランド嬢B
深江章喜 山田
山田吾一 大原一男
伊達三郎 馬主A
南利明 馬主B
丹古母鬼馬二 ヤクザA
岡本信人 前田
市川好郎 長谷川
仲谷昇 山岡誠司
川口敦子 山岡依子
勝部演之 山岡順三
高林由紀子 山岡政子
村田知栄子 タキ
木内みどり ケースワーカー
樹木希林 ハナエ
岡田裕介 山岡駿介
三船敏郎 松藤九兵衛

解説

北九州を舞台に、夫に蒸発された女性が仲間に助けられながら自立していく姿を描く。吉田兼好原作の『徒然草・第三八段』の映画化で、脚本は「オーディーン 光子帆船スターライト」の笠原和夫と下飯坂菊馬、兵頭剛の共同執筆。監督は「天国の駅」の出目昌伸、撮影は「ビッグ・マグナム 黒岩先生」の飯村雅彦がそれぞれ担当。

あらすじ

横浜、山岡家の女主人ゆきは、旅行鞄一つで邸から追い出されようとしていた。外国商品を扱う商社の三代目社長である夫・駿介が事業に失敗。数億円の負債を残して蒸発してしまったのだ。ゆきの前に、ケースワーカーが駿介が外で産ませた子・マサルを連れて来た。母親が急性の心臓病で亡くなり、駿介を頼って来たという。また、借金取り立て人、緑川月代がゆきに近づいてきた。月代の言葉で駿介が九州に行ったことを知ったゆきは、マサルと共に向かった。彼女は生まれ故郷のバタバタ横丁を訪れ、ハナエの家に身をよせることになった。テキヤのおもちゃ職人で同級生の竹田一平は、未だにゆきを慕い続けており、駿介探しを手伝うことになる。ある日、ゆきの前にサラ金の取り立て人が現われ、彼女をソープランドに売りとばしてしまう。だが、竹田の助けを借りて逃亡に成功。マサルの預金通帳を見つけたゆきは、それで借金の一部を返済した。ゆきの耳に、近くの銀映館という映画館の話が入ってくる。士地の顔役、松藤が、古い建物を壊し近代的なスーパーマーケットを建てるために、子会社のサラ金を使って立ち退き工作をやっているが、往年の夢をもう一度と願う銀映館の経営者、南條京太郎が応じないというのだ。ゆきは月代を映画プロデューサーに仕立て上げ、念願の時代劇を製作するということで南條から銀映館の権利書をだまし取る。そして、その権利書を持って松藤のもとに向かう。そのことを知った竹田は激怒。半分やけっぱちで月代と同棲を始める。そんな時、ゆきは夫の駿介と出会う。駿介は借金で蒸発したのではなく、人に頼られて働きバチのように働くことに嫌気がさして、逃げ出したのだと告白した。そして、今は福岡の大峯病院の理事長である俊江の庇護を受けているという。ショックを受けたゆきが得たものは、バタバタ横丁の人々の人情と、竹田と月代の友情であった。ゆきは松藤と南條に全てを打ち明け、銀映館の権利書は無事、南條のもとへ戻った。しかし、映画づくりに夢破れた南條は、町の人々に映画の前売券を買ってもらい、一日だけの満員の映画館でかつて自分が主演した時代劇を上映する。翌日、南條は銀映館の土地を大峯に売り渡し、姿を消した。ゆきは大峯俊江に会いに行く。俊江は駿介と正式に離婚することと、マサルを引き渡すことを条件に土地の権利書を渡すという。マサルと別れることはつらかったが、ゆきは離婚届けに判を押した。土地は暫く何もしないという約束で、松藤のものとなった。だが、翌日から工事が始まる。騙されたと知ったゆきは、松藤に掛け合うが出張とかで会わせてもらえない。ゆきを心配した竹田は、松藤のしきる賭場へ乗り込むが、八百長がばれ、腕を切られるか、家の権利書を渡すかと迫られる。月代と共に駆けつけたゆきは、自分の体を張って、バタバタ横丁を守った。

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