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ビルマの竪琴(1985)

  • びるまのたてごと
  • The Burmese Harp
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  • 平均評点

    68.7点(207人)

  • 観たひと

    395

  • 観たいひと

    22

  • レビューの数

    29

基本情報

ジャンル 戦争 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1985
公開年月日 1985/7/20
上映時間 133分
製作会社 フジテレビジョン=博報堂=キネマ東京
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督市川崑 
脚本和田夏十 
原作竹山道雄 
企画日枝久 
高橋松男 
製作鹿内春雄 
奥本篤志 
高橋松男 
プロデューサー藤井浩明 
角谷優 
荒木正也 
撮影小林節雄 
美術阿久根巖 
音楽山本直純 
録音大橋鉄矢 
斉藤禎一 
照明下村一夫 
編集長田千鶴子 
製作担当者古屋和彦 
監督補吉田一夫 
スチール橋山直己 
合成三瓶一信 

キャスト

出演石坂浩二 隊長
中井貴一 水島上等兵
川谷拓三 伊東軍曹
渡辺篤史 小林上等兵
小林稔侍 岡田上等兵
井上博一 馬場一等兵
浜村純 村落の村長
常田富士男 物売りの爺さん
北林谷栄 物売りの婆さん
菅原文太 三角山守備隊々長
佐藤正文 鈴木上等兵
茂木繁 阿部一等兵
保木本竜也 村上一等兵
川崎博司 渡辺一等兵
山口真司 高井一等兵
永妻晃 丸山一等兵
清末裕之 中村一等兵
井上浩 山本一等兵

解説

日本兵の霊を慰めるため、僧侶となってひとりビルマの地に残る兵士の姿を描く。竹山道雄の同名小説の29年ぶりの再映画化。脚本、和田夏十、監督、市川崑は前作と同じコンビ。撮影は「あゝ野麦峠・新緑篇」の小林節雄がそれぞれ担当。

あらすじ

一九四五年夏、ビルマ戦線の日本軍はタイ国へと苦難の撤退を続けていた。そんな逃避行の最中、手製の堅琴に合わせて「埴生の宿」を合唱する一部隊がいた。井上小隊長が兵士の心をいやすため、歌を教えこんだのである。堅琴で判奏するのは水島上等兵であった。小隊は国境近くまで来たところで終戦を知り、武器を棄てて投降した。彼らは南のムドンに護送されることになったが、水島だけは附近の三角山で、抵抗を続ける日本軍に降伏を勧めるため隊を離れて行った。小隊はムドンで労務作業に服していたが、ある時、青いオウムを肩に乗せた水島そっくりの僧とすれ違った。彼らは僧を呼び止めたが、僧は一言も返さず歩み去って行った。三角山の戦いの後ムドンへ向かった水島は、道々、無数の日本兵の死体と出会い、愕然としたのである。そして自分だけが帰国することに心を痛め、日本兵の霊を慰めるために僧となってこの地に止まろうと決意し、白骨を葬って巡礼の旅を続けていたのだ。物売りの話から、井上はおおよその事情を推察した。彼はもう一羽のオウムを譲りうけ、「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンニカエロウ」と日本語を覚えこませる。数日後、小隊が森の中で合唱をしていると、大仏の臥像の胎内にいた水島がそれを聞きつけ、思わず夢中で堅琴を弾き始めた。兵士たちは大仏の鉄扉を開けよとするが、水島はそれを拒んでしまう。その夜、三日後に帰国することが決まり、一同は水島も引き連れようと毎日合唱した。井上は日本語を覚えこませたオウムを水島に渡してくれるよう、物売りの老婆に頼んだ。出発の前日、水島がとうとう皆の前に姿をあらわした。収容所の柵越しに、兵士たちは合唱し、一緒に帰ろうと呼びかけるが、水島は黙ってうなだれ、「仰げば尊し」を弾奏した。そして、森の中へ去って行く。翌日、帰国の途につく井上のもとへ、オウムが届いた。オウムは「アア、ヤッパリ、ジブンハ、カエルワケニハ、イカナイ」と叫ぶのだった。

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