男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

スクラップストーリー ある愛の物語

  • すくらっぷすとーりーあるあいのものがたり
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    60.3点(12人)

  • 観たひと

    18

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1984
公開年月日 1984/7/14
上映時間 100分
製作会社 若松プロダクション
配給 ジョイパックフィルム
レイティング R指定
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督若松孝二 
脚本内田栄一 
出口出 
原作伊達一行 
製作若松孝二 
プロデューサー清水一夫 
撮影田中一成 
音楽出口出 
主題歌少女M 
録音本多善衛 
照明高屋齋 
編集鈴木歓 
スタイリスト遠藤光:(「スクラップ ストーリー」)
助監督福岡芳穂 
スチール五海祐治 

キャスト

出演少女M 康子
安藤一夫 ぼく
倉崎青児 良介
嵐山光三郎 編集長
KINYA マスター
高田純次 康子の父
糸井重里 刑事
レオナルド熊 ポルノ作家
安岡力也 

解説

14歳の少女と2人の男の奇妙な同棲生活を描くラブ・ストーリー。伊達一行の同名小説を基に、「海燕ジョーの奇跡」の内田栄一と出口出が共同で脚本を執筆。監督は「水のないプール」の若松孝二、撮影は田中一成がそれぞれ担当。

あらすじ

ぼくが康子に出会ったのは新宿の小さな芝居小屋だった。そして、その日から康子はぼくのアパートに住みついてしまった。彼女は家のこと、両親のことなど、何を尋ねても答えようとしなかった。ある日、康子の行きつけのスナックで、彼女の友人・良介と知り合った。良介はビニ本のカメラマンだという。彼のアパートが近いせいもあってか、それからお互いに行き来しあったり、3人で行動することが多くなった。康子は欲しいものがあると平気で万引きをし、注意しても気にする様子などない。そして、フラッといなくなったりもした。ある日、1週間ぶりで戻ってきた康子はヌードモデルをはじめたという。そのあっけらかんとした生き方、自由でなければ死んだ方がましだという康子に、ぼくは次第に惹かれていった。しばらくして、また康子がいなくなった。ひとりでいるのがいたたまれなくなったぼくは、良介のアパートを訪ねた。そして、そこでぼくが見たものは良介とベッドで横たわる康子の姿だった。彼女は良介もぼくも、両方とも好きだという……。そんな事件があっても、3人の関係は続いた。やがて康子は自分でモデルクラブをはじめ、また郊外に一軒家を借りて3人で生活するようにもなった。男2人に女1人の奇妙な同棲生活がはじまったわけだ。そんな生活が続いたある日、警察から連絡が入った。康子が新宿で補導されたというのだ。ぼくと良介があわててかけつけると、彼女のしていたことは児童福祉法に触れると説明され、康子は14歳、中学3年生だときかされた。結局、康子は家へ連れ戻され、男2人だけが家に取り残されてしまった。月日はたち、中学を無事に卒業した康子は看護学校に入り、再び3人の奇妙な生活が始まった。そして、康子が妊娠。どちらの子か判らないまま康子は子供を生み、翌年良介と結婚。ぼくはその子供に奈穂と名付けたが、不思議とその子は良介にもぼくにも似ていなかった。

関連するキネマ旬報の記事

1984年10月上旬号

日本映画紹介:スクラップ・ストーリー・ある愛の物語

1984年9月上旬号

日本映画批評:スクラップ・ストーリー

1984年7月下旬号

グラビア:スクラップ・ストーリー

1984年7月上旬号

試写室:スクラップ・ストーリー