男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

マタギ

  • またぎ
  • The Old Bear Hunter
  • The Old Bear Hunter

amazon


  • 平均評点

    73.4点(35人)

  • 観たひと

    59

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1982
公開年月日 1982/1/25
上映時間 103分
製作会社 青銅プロダクション
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督後藤俊夫 
脚本後藤俊夫 
大和屋竺 
原作後藤俊夫 
製作総指揮小島義史 
プロデューサー桜井勉 
撮影山崎尭也 
美術大谷和正 
音楽羽田健太郎 
録音小野寺修 
照明豊島良三 
平田光治 
山本嘉治 
編集鍋島惇 
助監督池田博穂 
スチール山本耕二 

キャスト

出演西村晃 関口平蔵
安保吉人 太郎
林優枝 姉・より子
山田吾一 父・岩吉
伴淳三郎 村の駐在
伊沢一郎 吉村角次
稲葉義男 鈴木幸吉
桑山正一 五十嵐先生
伊藤敏孝 木田茂治
横山あきお 大会の受付
佐竹明夫 毛皮屋主人
金親保雄 バス運転手
寄山弘 高橋与八
藤田美保子 女獣医
星美智子 吉村とめ
堀永子 娘の母親
斉藤京子 ひさご女将
友川かずき 営林署員1
矢口高雄 審査員

解説

巨熊との再会をひたすらに求める老マタギと、チビ犬を見事なマタギ犬に育てあげた孫との交流を描く。脚本は「堕靡泥の星 美少女狩り」の大和屋竺と後藤俊夫の共同執筆。監督は「こむぎいろの天使」の後藤俊夫、撮影は山崎尭也がそれぞれ担当。

あらすじ

関口平蔵は古来からの慣習を守る一徹な老マタギ(熊猟師)だ。彼には頬から顎に、3メートルをこす巨熊と組み打ちになった時の傷痕が刻まれている。人々はそんな化け物がいる訳ないと信じなかったが、平蔵は“あいつは俺が撃つ”と心に固く決めていた。太郎の家ではマタギの稼ぎだけで生活できる時代は終ったとお父うは農外収入を求めて殆ど家を留守にしている。太郎にとって平蔵はお父うそのものであり、ホラ吹き平蔵の噂に心を痛めながらもほこらしく思っていた。愛犬シロが五匹の仔を産んだ。仔犬は牡の持主と山分けされ、太郎は一番チビを貰った。ある日、愛犬シロが死病にとりつかれる。目を痛めており、杖代りの犬がいないと山に行けない平蔵を見て太郎はあせるが、チビが熊皮に牙をむきだすようになった。平蔵の気もちが動き特訓が始まった。その凄絶な訓練に太郎は哭くが、血だらけのチビはよく耐える。再び熊猟の季節が来た。あちこちで熊の被害が出はじめ、ついに娘さんが襲われる。平蔵は闇の奥にアイツの匂を嗅ぎわけ、午前三時、出発した。チビがしきりに後を気にする、太郎がついてきたのだ。「危ないから帰れ」と言う平蔵に、太郎は叱られても叱られてもついていった。霧がまき、吹雪に荒れる日が続く。そして嵐がやみ霧の彼方からアイツはついに姿を現わした。一対一で勝負に出る平蔵、だが、とどめの一発が出ない。チビが猛然と巨熊にむかっていった。鋭い爪がチビを空高くまき上げる。平蔵は駈けよりアイツを仕とめた。アイツは本当に居た。チビを手厚く葬りながら太郎はまぶしく平蔵を見つめるのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1983年7月上旬号

日本映画紹介:マタギ

1982年3月下旬号

日本映画批評:マタギ

1982年2月上旬号

グラビア:マタギ

1981年12月下旬号

グラビア:マタギ

1981年11月下旬号

映画「マタギ」について:

1981年9月下旬

キネ旬試写室:マタギ