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アモーレの鐘

  • あもーれのかね
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  • 平均評点

    46.9点(14人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ラブロマンス
製作国 日本
製作年 1981
公開年月日 1981/10/10
上映時間 90分
製作会社 ニッポン放送
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演城戸真亜子 厳本陵子
松本秀人 松本龍一
河原崎次郎 弁慶
宮田真 
織田あきら 
岩木保夫 山小屋のオジサン
植松敏靖 山村
関根潤三 別荘の管理人

解説

信州、美ヶ原を舞台に都会からやって来た年上の女性と、純粋でひたむきな思春期の少年のふれあいを描く。脚本は「阿寒に果つ」の渡辺邦彦と奈良正博の共同執筆、監督も同作の渡辺邦彦、撮影は「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」の押切隆世がそれぞれ担当。

あらすじ

信州、美ヶ原。松本龍一は、遠くアモーレの鐘が鳴り響く高原にたたずみ、初めて愛した年上の女性、厳本陵子のことを思い出していた。初めて出会った日から、龍一は都会的で美しい陵子のとりことなってしまった。龍一は、弁慶と呼ばれる土産物のオルゴールを作っている男に、彼女について目を輝かせて語る。陵子は行方不明になった弟を探しにこの美ヶ原に来たのだ。ここは弟の好きだった所で、彼が大切にしていた、弁慶の作ったオルゴールを彼女は龍一に見せた。龍一は「弟さんはきっと生きている」としか言えなかった。陵子の中には悲しみが満ちているようだった。その晩、二人は白樺林をあてもなくさまよい、いつしか固く抱き合った。そして、陵子は「私を忘れないで」という言葉を残して姿を消してしまった。傷心の龍一をなぐさめたのは、弁慶の温かい言葉と眼差しだった。慶子を忘れられないまま一年が過ぎた。陵子の面影を求めて、龍一は美術館のミロのビーナスの前にたたずんでいた。その彼の前に、一人の男が現われ、永久に陵子が去ったことを告げた。信じられない龍一の耳に、陵子の囁きが聞こえる。「私を忘れないで」。龍一はもう悲しんでいなかった。大人への階段を一つ登った龍一を包むように、アモーレの鐘が響き渡っていた。

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1981年10月上旬号

グラビア:アモーレの鐘

日本映画紹介:アモーレの鐘