ドイツで武装したテロリスト集団による貨物列車のハイジャック事件が発生した。彼らはプルトニウム爆弾を所持しており、ドイツを縦断してスイス方面へと列車を走らせていた。国際的な核テロに対処すべく設立された国連犯罪対策機構(UNACO)が急遽活動を開始し、UNACO代表マルコム・フィルポット(パトリック・スチュワート)は、元傭兵で、現在はオートバイ・レーサーとして活躍しているマイク・グラハム(ピアース・ブロスナン)に文民捜査官として参加を要請、マイクを中心に、国連職員のサブリナ・カーヴァー(アレクサンドラ・ポール)らからなる特殊部隊を組織し、迅速な人質救出作戦を開始した。しかし、傭兵ティアニー(テッド・レヴィン)率いるテロリストたちは手強く、事態はさらに悪化していく。やがて,テロリストたちの目的地がイラクであることが分かり、事件の全貌が明らかになってきた。極右思想を持つロシア人将軍ベニン(クリストファー・リー)がイラクに核を保有させることで世界的な緊張を生み出し、崩壊しソ連を再び統合し、軍事大国として蘇らせようとしていたのだ。やがてティアニーは、テレビのニュース専門局に対し、車内での単独会見を申し出て、列車に潜入したマイクたちは、テロリスト全員を射殺することに成功し、起爆装置を作動させられた爆弾も間一髪で処理された。マイクたちは黒幕のベニン将軍のもとへ急ぐが、ベニンはもうひとつの核爆弾を持って飛行機で逃げようとするところだった。マイクとサブリナは飛行機に飛び乗り、激闘の末ベニンを射殺するが、爆弾の起爆装置を解除することができなかった。しかし幸運にも爆弾はニセ物で爆発しなかったのだった。