初老の芸人と彼の身の回りの世話をする気のいい男との道中記を、ユーモアとペーソスたっぷりにつづった作品。監督・脚本は「タンゴ」のパトリス・ルコント。製作はフィリップ・カルカソンヌとルネ・クレトマン。共同脚本は「仕立て屋の恋」など一連のルコント作品に欠かせぬパトリック・ドヴォルフ。撮影は「パリ・セヴェイユ」のドニ・ルノワール。音楽は「さよならモンペール」のフランソワ・ベルネームで、主題歌はリカルド・コチャンテの「僕の隠れ家」。主演は「髪結いの亭主」のジャン・ロシュフォール、「シェーラザード」(V)のジェラール・ジュニョー。「髪結いの亭主」のアンヌ・マリー・ピザーニ、「タンゴ」のエリック・ベランジェ、同作のフランソワーズ・ボーなどのルコント組が脇を固めている。