トロントの冬。ヘア・デザイナー(ブルース・ラ・ブルース)は、ロバート・アルトマンの「雨にぬれた舗道」の偏執的ロマンスにのめりこんでいる。そんなある日、公園のベンチに腰掛けていたスキン・ヘッドの少年に惹かれたデザイナーは、彼を家に連れて行き、監禁する。逃げ出した少年は、レズビアンで政治的映画を作っている姉のところへ行き、映画に出演させられていたぶられる。一方、少年が忘れられないデザイナーは、スキン・ヘッドについて資料を集め、少年もまた、姉にたきつけられてデザイナーに惹かれ始めている自分に気づいていた。やがて2人は結ばれ、それを記念して、プライベート・フィルムを撮影する。イカレた姉の映画は完成せず、資金も集まらない。落書きで警察とトラブルを起こした彼女は街を出て行くが、すぐに戻ってくる。彼らの生活は続く…… 。