第二次大戦時、モスクワでドイツの諜報員シチュービング(P・アルジャノフ)が捕まり、彼は指揮官ルンメルスブルグ(ミハイル・ロマーノフ)の名を告白するが、護送中に逃走する。アレクセイ少佐(パーヴェル・カドチニコフ)は、ルンメルスブルグの情報を得るため、敵陣レッツェン市に潜入する。エッケルトと名のり、ルンメルスブルグの副官ヴィリの信用を得たアレクセイ少佐は、ナチス司令本部に近づくためヴィニンツァに赴く。そこで偶然シチュービングに出会ったアレクセイは、彼を脅迫し、ドイツのスパイを調査させ、ベレジノイというスパイを処刑する。ヴィリの手引きで、ナチス総司令本部に近づいたアレクセイは、いくつかの困難な状況を乗り越えて、貴重な資料を手に脱出するのだった。