ジャンヌ(アンヌ・ティセードル)は高校の哲学教師。自分のアパルトマンを数日間いとこに貸すつもりが、乗っとられた形になってしまい、恋人は出張中、行き場もなく困っていた所、パーティで音楽学校へ通うナターシャ(フロランス・ダレル)と知り合い彼女の家へ。ナターシャの父イゴール(ユーグ・ケステル)は彼女と同年代の恋人エーヴ(エロワーズ・ベネット)と同棲中で、家には彼女一人。エーヴと仲の悪いナターシャはどうやらジャンヌを父の新しい恋人にしたがっているらしい。翌週末、ジャンヌはナターシャと共にフォンテンヌブローの別荘に出かけるが、イゴール、エーヴとはち合わせ。気まずい空気の流れる中エーヴは一人帰ってしまい、ナターシャも恋人と出かけ、ジャンヌとイゴールが取り残される。その夜イゴールはジャンヌにひかれ始めていることを告白するが、ジャンヌはそれをかわし、パリへ一人帰る。翌朝、ナターシャの家に戻ると、彼女は、父とジャンヌを結びつけるためにわざと自分が二人を置いてきぼりにしたとジャンヌが疑ってると泣きじゃくる。ジャンヌはとりなすが、その時ナターシャがエーヴが盗んだと疑っていた首飾りが見つかったことから緊張も解け、二人はつまらない誤解を笑い合い、ジャンヌは恋人の家へ帰ってゆく。