青年道士ツァイ・サン（レスリー・チョン）は濡れ衣を着せられ投獄されるが、獄中で奇妙な老人と知り合いその助けをかりて脱獄に成功する。逃げる途中で、チー・フォン（ジョイ・ウォン）、ユー・チー（ミシェル・リー）の美人姉妹に出会い、かつて愛した美しい幽霊スー・シンに瓜二つなチー・フォンの姿にツァイ・サンは胸を高鳴らせるが、二人はどうやらツァイ・サンのことを偉い道士と勘違いしたらしく、彼とその道連れの野道士チャオ（ジャッキー・チョン）に、無実の罪で投獄されている姉妹の父を救出するのに手を借してほしいと頼む。姉妹の父を護送する隊列を待ちぶせして救出作戦を展開しようとするが、そこへゴーストたちが背後から襲いかかり、チー・フォンが悪霊に取り憑かれてしまう。ツァイ・サンは必死で彼女の唇に陽気を吹き込み、正気を取り戻したチー・フォンと彼の間には強い愛の絆が生まれたかに見えたが、秘かにツァイ・サンに思いを寄せるユー・チーの視線は複雑だった。やっとの思いでゴーストを撃退し、父を救出したのもつかの間、政府の高僧に姿を変えた最強の悪霊が現れユー・チーらがさらわれてしまう。悪霊の本拠地に乗り込んだツァイ・サンらは宮廷の大臣が全て悪霊に操られていることを知り、父を護送して来た政府の役人の力を借りて戦いを挑むが歯が立たない。そこで、ツァイ・サンは師匠のイン道士（ウー・マ）に助けを求め、巨大なムカデに姿を変えた悪霊との壮絶な戦いの末勝利を収めるが、戦いに力尽きたチャオの体に魂が戻ることはなく、いつしかチャオと心を通わせ合っていたユー・チーは泣き崩れるだけだった。戦いも終わり、チー・フォンに思いを打ち明けるツァイ・サン。しかし彼女は既に貴族の子弟との結婚が決まっており、二人は思いを胸に離ればなれになる運命にあった。結婚式の日、イン道士と共に街を離れようとするツァイ・サン。しかしその眼の前にはチー・フォンとユー・チーの姿があったのだった。