北欧では、狼のフェンリルが太陽をのみ込んだため、長い冬の世“神々の黄昏”が続いていた。ノルウェイの海賊エリック(ティム・ロビンス)は、過って一人の女性を殺したことから目覚め、村に太陽と平和をとり戻すため、仲間と共に神殿バルハラへと旅立つ。旅立ったエリックたちは、北海のドラゴンをやっつけ、ハイブラジルへたどり着く。神々を起こす力を持つ反撃の笛を手に入れたエリックたちは、国王の娘オード(イモジェン・スタッブス)の協力により、一度目の調べを吹きバルハラへと向かう。世界の淵を越え、死者にしか入れないバルハラへと足を踏み込んだエリックたちは、その中に殺してしまった女性や旅の途中で命を落とした仲間の姿を見た。エリックたちは二度目の調べで最高の神オージンを起こすのだが、怒りを買って、地獄の穴へとつき落とされる。オードの機転で船に戻された宣教師ハラルド(フレディ・ジョーンズ)が第三の調べを吹き、エリックたちはいつの間にか村へ戻り、東の空には太陽が昇り始めていた。