南アフリカ。ソウェト(ヨハネスブルグ郊外の黒人居住区)に住むチンピラのパニック(トーマス・モホチャニ)はスリや泥棒で刑務所を出たり入ったりの生活をしている。ある日パニックはガールフレンドのパット(テンビ・ムチャリ)の仕事先に金の無心に行くが、雇い主に見つかり追い出される。パットはその場で解雇され、パニックにも愛想を尽かす。政治活動をしているサム(ユージン・マジョラ)の世話で、闘争結社に陳情したパットはミーティングに参加、政治活動に関心を向け始める。ある日のデモでサムが逮捕され、パニックも巻き添えになる。パニックは政治犯たちと同じ監房に入れられるが、彼らはチンピラのパニックを相手にしない。警察は、パニックを組織の情報屋にしようと謀るが、彼は拷問を覚悟で反抗を決意するのだった。