2008年、地球はオゾン層の破壊が続き気象形態は劇的に変化、公害は留まることなく、大水害が起き、都市は犯罪と混乱が頻発していた。そんな中、ロンドンで満月の晩に猟期的殺人が相次ぐ。犯人は、生態系の激烈な変化によって生み出された新たな生物であった。警官ハロルド・ストーン(ルトガー・ハウアー)は、かつて相棒をその怪物に殺されており、職務を越えて怪物を倒すことに執念を燃やしていた。彼はまたその生物の鼓動を感じとることが出来る特殊な能力を身につけており、今度は自分が狙われる番だ、と予感していた。ストーンは亡くなった相棒の妻ミッシェル(キム・キャトラル)と、いつしか愛し合う仲になっていた。そんな時、新米の刑事ダーキン(ニール・ダンカン)と組んで、悪魔の正体を暴こうと本格的な捜査に乗り出す。過去の被害者の検死から、相手は想像を絶するほど巨大で、並外れたパワーを持っている事が判明。また、その手口からして、かなりの知能をもつ知的生命体である事もわかった。ストーンは警察のありとあらゆる重火器を持ち出し、敵の出現を待ち伏せる。そして激しい闘いの末、怪物の息の根を止めた。