夜になるとモンマルトル界隈の賭博場に出入りするボブ(ロジェ・デュシェーヌ)には、息子のように可愛がっているポロ(ダニエル・コーシー)という若者がおり、彼は恋人のアンヌ(イザベル・コーレイ)と、ボブの部屋で会ったりしていた。ある時ボブは、ドーヴィルのカジノの金庫強盗を計画するが、ボブの元仲間で親しい間柄の警視(ギイ・ドコンブル)がそれをかぎつけており、決行の当夜、ルーレットの勝負がツキにツキ、ボブが所定の位置に姿を現わす前に、仲間たちと警官隊とが撃ちあいになってしまう。ボブが駆けつけた時、ポロはすでに撃たれ、ボブの腕の中で息をひきとった。そして警視に連行されるボブのもとに、カジノから手にしたことのないような大金が届くのだった。