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天井桟敷の人々

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  • 平均評点

    79.2点(341人)

  • 観たひと

    498

  • 観たいひと

    44

  • レビューの数

    72

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 フランス
製作年 1944
公開年月日 1952/2/20
上映時間 190分
製作会社 S・N・パテ
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演ピエール・ブラッスール Frederick Lemaitre
レオン・ラリブ Stage doorkeeper
アルレッティ Garance
マルセル・エラン Lacenaire
フェアビン・ロリス Avril
ピエール・ルノワール Jericho
エチエンヌ・ドゥクルー Anselme Deburau
ジャン・ルイ・バロー Baptiste Deburau
ピエール・パロー Manager of the Funambules
マリア・カザレス Nathalie
ジャンヌ・デュソール Hair Dresser
マルセル・ペレス Director of the Funambules
アルベール・レミ Scarpia Barigni
ジャーヌ・マルカン Madame Harmine
ガストン・モド Blind Man
ルイ・サルー Le Comte de Montray
ジャック・カストロ First Dandy
ジャン・ゴールド Second Dandy
ガイ・ファヴィエール Bank Messenger
ポール・フランクール Inspector of Police
リュシエンヌ・ヴィジェー First Theatregoer
シネット・ケーロ Second Theatregoer
グスタフ・ハミルトン Stage doorkeeper
ロニョ-ニ Director of the Grand Theatre
オーギュスト・ボヴェリオ First Author
ポール・ドゥマンジュ Second Author
ジーン・ダイナー Third Author
ルイ・フロランシー Gendarme
マーセル・モンティール Marie
ロベール・デリー Celestin
ルシアン・ウオルテ Ticket seller
ジャン=ピエール・ベルモン Baptiste Jr.
ジャン・ラニエ Iago
ラファエル・パトルニ Third Dandy
アビーブ・ボングリア Turkish Bath Attendant

解説

「港のマリイ」のマルセル・カルネが、「悪魔が夜来る」に引つづき3年3ケ月の歳月を要して完成した1944年度作品で前後篇3時間半に及ぶ長大作。「北ホテル」を除いて当時までのカルネ全作品に協力して来たジャック・プレヴェールがオリジナル・シナリオを担当、台詞を執筆している。撮影は「しのび泣き」のロジェ・ユベールと「みどりの学園」のマルク・フォサール、音楽は「港のマリイ」のジョゼフ・コスマと「めぐりあい」のモーリス・ティリエで、パントマイム場面の音楽はジョルジュ・ムウクの担当。音楽監督はコンセルヴァトワールのシャルル・ミュンク(現在ボストン交響楽団の常任指揮者)である。美術はアレクサンドル・トローネ、装置はリュシアン・バルザックとレイモン・ガビュッティが受け持っている。出演者は「しのび泣き」のジャン・ルイ・バロー、「悪魔が夜来る」のアルレッティ、「火の接吻」のピエール・ブラッスール、「オルフェ」のマリア・カザレスを中心に、「バラ色の人生」のルイ・サルー、「悪魔が夜来る」のマルセル・エラン、「パリの醜聞」のピエール・ルノワール、以下ガストン・モド、ジャーヌ・マルカンらが大挙出演する。1840年代、ルイ・フィリップ統治下のパリ繁華街を舞台に、とりどりの人間群が織りなす人生の色模様をバルザック的な壮麗さで描いたカルネ、プレヴェールの代表作。劇の中心をなすバチスト・ドビュローとフレデリック・ルメートルは共に実在の人物で、前者は本名シャルル、パントマイムのピエロ役の近代的創造者として知られている。

あらすじ

第1部「犯罪大通り」1800年代のパリ。タンプル大通り、通称犯罪大通りで裸を売りものにしている女芸人ガランス(アルレッティ)はパントマイム役者バティスト(ジャン・ルイ・パロー)と知り合いになった。パティストは彼女を恋するようになった。無頼漢ラスネール(マルセル・エラン)や俳優ルメートル(ピエール・ブラッスール)もガランスを恋していた。パティストの出ている芝居小屋「フュナンピュール」座の座長の娘ナタリー(マリア・カザレス)はバティストを恋していた。ガランスにいい寄るにしてはバティストの愛はあまりに純粋であった。ラスネールといざこざを起したガランスは「フュナンビュール」に出演するようになった。ガランスの美貌にモントレ-伯(ルイ・サルー)が熱をあげた。 第2部「白い男」5年後、バティストはナタリーと結婚、一子をもうけていた。ガランスは伯爵と結婚していた。人気俳優になったルメートルのはからいでバティストはガランスに劇場のバルコニーで会うことが出来た。一方、劇場で伯爵に侮辱されたラスネールは風呂屋に伯爵を襲って殺した。バティストはガランスと一夜を過ごした。翌朝、バティストの前に現れたナタリーと子供の姿を見たガランスは、別れる決心をした。カーニバルで雑踏する街を去るガランスを追ってバティストは彼女の名を呼び続けた。

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