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  • 平均評点

    75.2点(146人)

  • 観たひと

    208

  • 観たいひと

    23

  • レビューの数

    35

基本情報

ジャンル サスペンス・ミステリー / ドラマ
製作国 フランス イタリア
製作年 1954
公開年月日 1955/3/6
上映時間 96分
製作会社 デル・デュカ
配給 外国映画=映配
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

解説

「肉体の冠」のジャック・ベッケルが一九五四年に監督したパリ下町映画。アルベール・シモナンの小説から、シモナン、「幸福の設計」のモーリス・グリッフ、ベッケルの三人が脚色した。撮影は「妄執の影」のピエール・モンタゼル、音楽は「巴里の空の下セーヌは流れる」のジャン・ヴィーネ。「愛情の瞬間」のジャン・ギャバン、「お尋ね者」のルネ・ダリー、「巴里の気まぐれ娘」のジャンヌ・モロー、「情婦マノン」のドラ・ドル、リノ・ボリニらが出演する。

あらすじ

パリの裏町にマックス(ジャン・ギャバン)とリトン(ルネ・ダリー)の、仲のよい遊び人が住んでいた。二人はオルリー飛行場に運びこまれる五千万フランの金塊に目をつけその強奪に成功した。そしてほとぼりのさめるまで隠しておき、いずれ現金にかえるつもりだった。ところが、リトンがある日ナイトクラブの女ジョジー(ジャンヌ・モロー)にうっかり金塊のことを口走ってしまった。ジョジーは麻薬密売のボス、アンジェロの情婦だったのでマックスとリトンが金塊強奪犯人であることが筒抜けになってしまった。アンジェロは早速二人を捕えて金塊の隠し場所をつき止めようとしたが、マックスは逆にアンジェロの動向を探って彼の企みを知った。翌朝、マックスはリトンを足止めして臓品故買商の伯父を訪れ、金塊の処置をつけようとした。その留守中、リトンはジョジーへ報復に行き、アンジェロ一味にひどい目にあわされて拉致された。マックスは必死になってリトンの行方を探すが判らない。そこヘアンジェロから、五千万フランと引換えにリトンを渡すという電話がかかって来た。金か友情か迷った挙句、マックスはリトンを救う決心をした。マックスは金塊を車に積みこんで指定の場所に赴いた。リトンと引換えに金塊を受けとったアンジェロはその場で二人を射殺しようとし、烈しい車上の射撃戦が始まった。そしてアンジェロの車は火を発して一命を失った。金塊はふたたびマックスの手に戻ったが、相棒のリトンは重傷、警官隊は刻々迫って来る。金か友情か、またしても迷ったマックスは、結局友情にひかれリトンを連れ、金塊を捨てて逃げのびた。しかし重傷のリトンはついに絶命してしまった。

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