男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

チコと鮫

  • ちことさめ
  • Tiko and The Shark
  • ----

amazon


  • 平均評点

    70.9点(15人)

  • 観たひと

    27

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イタリア アメリカ
製作年 1962
公開年月日 1963/7/13
上映時間
製作会社 チタヌス・プロ=M・G・M
配給 日本ヘラルド映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

クレメント・リシェールの原作をイタロ・カルビーノが脚色し、「青い大陸」のフォルコ・クイリチが監督した少年と鮫との友情を描くセミ・ドキュメンタリー映画。撮影はピエル・ルドヴィコ・パヴォーニ、ナンド・ロッシ、特殊撮影ナンニ・スカルペリーニ、水中撮影マジーノ・マヌンツァ、音楽はフランコ・デ・マージ。出演者はポリネシア人のずぶの素人アル・カウエ、タヒチと中国のハーフのマルレーヌ・アマング、デニス・プヒラ、ディアーナ・サムソイなど。

あらすじ

神秘的、童話的であり、時には夢のように非現実的でさえある南海の楽園タヒチ。昔からここの漁夫たちにとって、人食い鮫は最大の仇敵とされていた。ある時、少年チコは海岸に迷い込んでいた人食い鮫の子供を見つけた。チコは、女友だちディアーナと一緒に浜辺に水たまりをつくり、餌を与えて小さな鮫をひそかに育てていった。ある日、だいぶ成長した鮫は、チコとディアーナを豊かな色彩に満ちた大洋の海底深く、あるいは珊瑚礁の間を次々と案内して、すばらしい風景の浜辺へつれ出すのだった。が、突然、海底深くもぐり、二人の視野から姿を消した。それ以来、鮫は毎日海岸で待つチコのもとには帰って来なかった。十年たち、チコ(アル・カウエ)はたくましい若者に成長していた。仲間たちと漁に出たチコは、ある日、海底で五メートルもある巨大な鮫と再会した。鮫に対する友情は、チコを現実の社会からだんだん引き離していった。が、タヒチにも文明の波が押しよせ、チコと鮫がかつてのように楽しく暮すことはできなくなってきた。チコは将来を約束した美しい幼な友だちディアーナ(マルレーヌ・アマング)と鮫をつれ、二人と一匹が平和に暮せる島を求めて、タヒチを出て行く決心をした。長年、アメリカで暮し、文明生活を身につけてきたディアーナはチコの愛情と、文明と近代が彼女に与えた生活との二者択一に悩んだが、潔よく文明を捨て、人間性の回復を求めて、チコとともにタヒチの波間に消えていった。

関連するキネマ旬報の記事

1963年8月上旬号

外国映画批評:チコと鮫

外国映画紹介:チコと鮫

1963年7月下旬号

新作グラビア:チコと鮫