ソフィー(ブリジット・バルドー)は売れっ子のカバー・ガール。というのも恋人のフィリップ(ジャック・リベロル)が若手のカメラマンのおかげである。ソフィは早くフィリップと結婚して落ちつきたいのだが、まだ独身生活に未練のあるフィリップはなかなか陥落しない。というのも、実は彼はアメリカの富豪の娘バルバラ(ジョセフィーヌ・ジェームズ)とよろしくやっているからだ。いまはもうソフィよりもバルバラの方に夢中というわけである。これを偶然のことから知ってしまったソフィはカッと来て、猟銃をもち出し、恋敵を射ってしまうといきまく始末。たまたま知り合った医学生アラン(ミシェル・シュボール)の説得で射つの殺すのというさわぎはおさまったものの、こんどはソフィにぞっこんまいってしまったアランといっしょに、冬山へ出かけたフィリップとバルバラのあとを追って冬の観光地ビラールへ。彼女はあいかわらず猟銃持参。アランは一計を案じて、フィリップの眼の前でわざと仲よくし、彼に嫉妬させるのが得策だと説いて、熱烈なラブ・シーンを演じた。これが功を奏して、ラブ・シーンがほんものになりかけたとき、とあるナイトクラブで、ソフィがバルバラにフィリップの悪口を言ったのがきっかけで、てんやわんやの大さわぎ。女たちが怒ってホテルへ帰ってしまったあと男たちは、それぞれ、自分の恋人に対する愛を確認、勇をふるって、女たちの部屋へのりこんだ。こうして二組の恋はめでたく成立したのである。