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一九五七年十月四日、第一号人工衛星(スプートニク)打上げに成功したソヴィエトが、実写やアニメーション、特殊技術などを綜合して作った宇宙科学映画。監督はP・クルシャンツェフ。B・リャプノフとV・ソロヴィヨフの台本によって、M・ガリペールが撮影した。音楽はS・シャチーリャン、美術をV・セヘルコフが受けもっている。顧間として天文学、ロケット等の分野に多くの専門家が協力している。
ソヴィエトは、長い宇宙旅行とロケットに関する研究の歴史をもっている。六十四年にわたる技術の研究が、今度のスプートニクの成功を生み出したのだ。宇宙旅行の研究家カ・エ・ツィオルコフスキーが、限りない夢と希望をもっていどんだロケットの設計にはじまり、一九三三年の最初のロケット実験、燃料の研究、耐熱物質の研究、二段式ロケットの想定等から説きおこして、画面は未来の宇宙旅行にまで発展していく。やがて科学者たちの能力を結集した宇宙船がとびたち、人類がはじめて月の世界におりたつ日がやってこよう。「今日不可能なことも、明日は必ずや可能となろう--ツィオルコフスキー」
外国映画批評:ソ連人工衛星 宇宙征服
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