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アルフレード アルフレード

  • あるふれーどあるふれーど
  • Alfredo Alfredo
  • ALFREDO, ALFREDO

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  • 平均評点

    67.7点(42人)

  • 観たひと

    57

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イタリア
製作年 1972
公開年月日 1973/10/6
上映時間 108分
製作会社 リッツォーニ・フィルム
配給 CIC
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

内気な男がたどる結婚・離婚の悲喜劇を、諷刺をこめて描く。製作・監督はピエトロ・ジェルミ、レオ・ベンヴェヌーティの原案をピエロ・デ・ベルナルディとトゥリオ・ピネリ、ジェルミ自身が脚本化。撮影はアヤーチェ・パロリン、音楽はカルロ・ルスティケリ、編集はセルジオ・モンタナリが各々担当。出演はダスティン・ホフマン、ステファニア・サンドレッリ、カルラ・グラヴィーナ、サーロ・ウルツィ、クララ・コロシーモなど。

あらすじ

気が弱いことこの上なく、従って女にもてない銀行員のアルフレード(D・ホフマン)は薬局の美人店員マリア・ローザ(S・サンドレッリ)に恋をしてしまった。恋は人を弱気にする。彼女の帰り道あたりを不安と焦操の念を抱いてウロウロするだけ。そのうちに、アルフレードの友人で女の子にもててもてて仕方のないオレステ(D・D・プレーテ)がマリアに眼をつけたからたまらない。こうなれば結果ははっきりしている。マリアの友達を混じえてデートということになったが、アルフレードのお目あてのマリアはオレステが独占し、彼はマリアの友達と猫の話にうつつを抜かすというだらしなさ。しかしだ、どういう訳かアルフレードにも奇跡が起きたのである。ある夜、父親とテレビを観ているアルフレードにマリアから電話がかかってきたのだ。あろうことか、マリアはアルフレードを熱愛していたのだ。日頃、もてない男はそうなのだが、これが現実だとは思われないから、世の中どこか狂っているのじゃないかと考えてしまう。しかし、実際、マリアの求愛は度を起していた。昼夜を分かたず電話攻勢、ラブレター攻勢。さすがのアルフレードも音をあげ、すっかりやつれてしまった。しかもマリアの両親(S・ウルツィ、C・コロシーモ)は彼女に輪をかけたエゴイストだから、アルフレードに冷たくされたと勘違いした彼女が自殺をはかった時は大騒ぎだった。こうしてアルフレードはついに結婚させられる。だいたい、女というのは家庭に入ると、どうして倣慢で無知で恥しらずでバカになってしまうのか。マリアの場合、これはもう狂ってるとしかいいようがなかった。アルフレードもたまには一ぱつ喰らわせりゃあいいのに気が弱いからそれもできない。とにかく子供をつくれ、そうすりゃ直る、という教えに従って、気違いじみた努力の末ついに妊娠との診断が下る。アルフレードが務めから帰ると、彼女はベッドの上で倣然と構えている。さらに彼女の両親が押しかけてアルフレードを非難する。家に居たたまれなくなって外に飛びでたアルフレードは、ステキな恋人を見つけた。その人カロリーナ(C・グラビナ)はマリアとは正反対のようにアルフレードには思えた。知的で美人で、ひかえめで--。カロリーナもアルフレードを好きになったようだ。しかも、マリアの妊娠が実は想像妊娠だと判ったので断然離婚を決意する。彼は“強い男”に変身したのだ。それからの彼は、実状を世論に訴え、精力的なキャンペーンを張って、ついに離婚を勝ち取った。そして、カロリーナとの理想的な結婚にゴールイン。どころが、彼はちっとも嬉しくないのだ。カロリーナがマリアほど極端ではないにしろ徐々に変ってきたこと、マリアが親友オレステと腕を組んで楽しそりに街を歩いていたこと。それよりも何よりも、アルフレードは結婚にウンザリしていたのだ。式で神父に「イエス」と答えるアルフレードの眼は、マリアの時と同様、空ろだった。

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