アメリカに禁酒法がしかれていた一九二〇年代、カリブ海にはジャマイカからニューオリンズへのラム酒密売のルートがあった。通称“ラムの大通り”。そのラム酒を密売する船員コルニーとハリウッドの女王リンダの楽しい恋物語。製作はアラン・ポワレ、監督は「美しき人生」のロベール・アンリコ。原作者のジャック・ペシュラルは、大冒険の果てに三回もの死刑の宣告を受けながら、いずれも脱出に成功し波乱の半生を送った人。脚色はアンリコとピエール・ペルグリ、撮影はジャン・ボフェティ、音楽は「さらば友よ」「冒険者たち」のフランンワ・ド・ルーベ、編集はジャクリーヌ・ムティールーが各々担当。出演はブリジット・バルドー、リノ・ヴァンチュラ、ビル・トラヴァース、クライブ・レヴィルなど。