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彼女について私が知っている二三の事柄

  • かのじょについてわたしがしっているにさんのことがら
  • 2 Ou 3 Choses Que Je Sais D'Elle
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  • 平均評点

    61.3点(73人)

  • 観たひと

    142

  • 観たいひと

    20

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル 社会派
製作国 フランス
製作年 1966
公開年月日 1970/10/3
上映時間
製作会社 アヌーシュカ・フィルム=アルゴ・フィルム=レ・フィルム・デュ・キャロッス=バルク・フィルム
配給 フランス映画社=創造社
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

『ル・ヌーヴェル・オブセルグァトゥール』誌で報じられた実話をもとに、“団地生活と売春”をドキュメント的に描きながら、フランスの社会的状況をえぐり出した作品。製作代表にはアナトール・ドーマンがあたっている。監督はジャン・リュック・ゴダール。脚本はカトリーヌ・ヴィモネのアンケート“団地の売春”を参考にゴダール自身が執筆。撮影は「アルファヴィル」のラウール・クタール、録音はルネ・ルヴェール、編集はフランソワーズ・コランがそれぞれ担当。音楽はベートーベンを使用。出演は、「夫婦」のマリナ・ヴラディ、ほかに、アニー・デュプレー、ロジェ・モンソレ、ラウール・レヴィ、ジャン・ナルボニ、ジョゼフ・ジェラール、ブランディーヌ・ジャンソン、ジャン・ピエール・ラヴァルヌ、ジュリエット・ベルトなど。イーストマンカラー、テクニスコープ。

あらすじ

彼女……バカンスの中に気だるく眠るパリ。一九六六年の八月のパリは、バリケードも、投石も、火焔瓶もまだ知らず、やがてくる激動をそのまま負に裏返したように、人気もない、奇妙な静寂の中にいた。このたゆとう眠りの中でいま動いているのは、新首都圏拡張整備計画にもとずく公団住宅地帯の建設を進行する、ブルドーザーの音だけだ。低く聞えてくるゴダールのコメンタリーをぬってジュリエット(M・ヴラディ)の生活が示される。彼女はパリ郊外の公団住宅に住む人妻。夫のロベール(R・モンソレ)はガソリン・スタンドに勤め、月給は八万そこそこ。子供は二人、息子のクリストフ(C・ブルセイユ)と娘のソランジュ(M・ブルセイユ)の幼ない兄妹。夫のロベールは無線好きで、今朝も友人のロジェ(J・ナルボニ)と一緒に、無線の受信に夢中になっていた。ジュリエットは売春をしている。昼間、ジェラール氏(J・ジェラール)のいる売春宿に出かけ、そこを託児所がわりに子供を預け、買物に歩いたり、行きつけのキャフェで男を探したりする彼女。若い男(Y・ブネイトン)を安ホテルへつれこみ、一仕事をする彼女。その後で、ヴォグという店で、気に入ったワンピースを買い、美容院に出かける彼女。その美容院に勤めるマリアンヌ(A・デュペレイ)に、ちょうどその時、アメリカ人(R・レヴィ)から電話が入り、遊びにいこうと誘われる。マリアンヌと出かけることにしたジュリエットは、夫を近くのキャフェに待たせる手筈をととのえて、アメリカ人のいるホテルへ。パリには、ベトナム帰りの米兵やジャーナリストが大勢いて、彼等はジュリエットが想像もしないような大金を彼女たちに払う。ジュリエットとマリアンヌは、頭にトランス・ワールド・アメリカ航空とパン・アメリカンの航空バッグをそれぞれかぶり、室内を歩きまわる。その間、ロベールはキャフェで隣のテーブルに座りあわせた女の子とセックス談義。また、近くのテーブルでは、女学生(B・ジャンソン)と作家(J・P・ラヴァルヌ)が、盛んに社会問題などについて論議中。やがてジュリエットとロベールは、そろってアパートに帰還。夜、子供をねかしつけた二人は、ベッドに入る。そして、二人は口論をくりかえしながら、読書をつづけている。静かに、ゴダールの声でナレーションかかぶる。「……私はゼロの地点までもどった。そこから出発するべきなのだ。」

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